ソースビデオライブラリに展開されたムービーから使用したい部分をマウスでクリックすると、そこから4秒間分(初期設定で変更可)のムービーが選択され黄色の枠で囲われる。これを基準としてムービーの使用選択時間を変更する。4秒間より長くしたければ右側(オシリ側)の黄枠をつかんで右に、短くしたければ左にドラッグすればよい。もちろん選択部分のアタマ側でも短縮延長が可能だ。ちなみに初期設定の4秒間という長さは、プロのクリエーターがよく使う1カットの長さらしい。この4秒間で区切られたカットをいくつもつないでいくことでテンポのよい作品となるということだ。
ソースビデオライブラリに展開されたムービーには「よく使う項目」と「不採用」のマークを付けて使用する部分と削除対象の部分とに分けていくこともできる。マークしたいムービー部分を選択した後に「よく使う項目」ボタンもしくは「不採用」ボタンを押す。すると「よく使う項目」部分には緑のバーが、「不採用」部分には赤いバーが表示される。このようにマーキングを行うことで「よく使う項目のみ」「よく使う項目とマークされていない項目」「すべてのクリップ」「不採用のみ」の4種類のフィルタリングが使えるようになる。この機能は細かいカット割りに入る前の大雑把な取捨選択にはとても有効だ。
選択されたムービークリップはドラッグ&ドロップでプロジェクトに運ぶか「プロジェクトへの追加」ボタンを押すことでプロジェクトに追加されていく。このプロジェクト内でもクリップの並べ替えやクリップの始点終点の調整(トリム)が可能だ。またクリップ間に「フェード」や「ワイプ」など映像を変化させるトランジションを追加することも可能だ。トランジションはあらかじめ用意された12種類のものから選べる。
ムービークリップは画像調整により明るさや色味、音量を調整できる。また画面内の一部分だけを切り取りクローズアップすることも可能だ。これらをうまく利用することでプロジェクト全体のバランスを整えてひとつの作品へと仕上げていくのだ。
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