本体には数多くの操作スイッチと、接続端子が存在している。
「ハードアイコン」液晶の右脇にプリントされているアイコンのこと。ここをタップすることで、各種アプリケーションが起動する。ある程度、起動するアプリケーションを自分で設定することも可能。便利な機能なので、是非とも自分なりの設定を見つけてみよう。
「電源スイッチ」このスイッチをスライドさせ、1秒程度ホールドすると電源が投入される。電源を切るときも同じようにスライドさせることによって電源を切ることが可能。ただし、Windows Mobileでは「電源オフ」ではなく「スタンバイ」状態になるだけであり、少しづつではあるが電力を消費するようになっている。だが、本記事では、便宜上スタンバイ状態も「電源オフ」と表記することにする。
筆者はこの電源スイッチの仕様については、大いに不満を持っている。まず、第一に手軽に電源をオンオフできるようになっていないと、ポケットから取り出してすぐに使い出すことができないからだ。これでは、とっさに予定を確認したり、メモを取るといった用途で使用しにくい。
また、電源投入後の動作についても、大きな不満がある。電源投入→スライド後約1秒後に電源投入→1〜2秒間液晶画面が復帰→利用可能という流れになっているため、使おうと思った瞬間に利用することができない。
他の機器(W-ZERO3やザウルスなど)ではよく使われている手法であるが、真っ先に液晶を復帰させ、その後に内部処理を行いながら動作可能にするという動作にできなかったのだろうかと疑問に思っている。
この仕様によって、
1.電源投入(スライドして1秒程度待つ)という操作事故が起こってしまい、すばやい利用ができない。
せめて、液晶画面がすぐに点灯するだけでも、操作性の大きな向上につながるため、是非とも今後の改善点(ファームアップなどで対応できると思われるが……)として検討して欲しいところだ。もちろん、可能であれば電源スイッチをスライドさせて1秒程度待つという仕様についても、是非とも見直して頂きたいと思っている。
「RGB端子」外部のモニタに接続することができる、オプションを接続するための専用端子。 今回はオプションを購入していないために、利用はしていないので、検証はしていないが、プレゼンテーションや大画面での入力などに利用できるため、利便性は高いと思われる。
豆粒のような大きさなので、操作感はあまり良くない。 ただ、物理スイッチはないよりはある方が良いので、利便性を下げないという意味でも、搭載しないということはないようにしていただきたい。
「ダイヤルスイッチ」本体右側に搭載されている、いわゆる「ジョグダイヤル」のように操作できる。 クリック感も適度にあるため、小気味良く操作できる。ただし、縦と横どちらで利用しても、親指で操作することができない位置にあるため、使い慣れるまでには時間が必要だと思われる。
オプションのクレードルを接続する端子。 USBを使ったパソコンとの接続と電源給電を同時に利用可能だが、この場合のUSBはホスト機能を利用することができない。
「USB端子」デジカメなどで採用されることが多い、ミニ端子を搭載。パッケージに同梱されているUSBケーブルを利用することでパソコンとの接続に利用可能。また、USBホスト機能にも対応しており、専用のアダプタを装着することによって、USBキーボードやマウス、USBメモリにUSB接続のメディアリーダーなどを接続することが可能となることも、本機の拡張性の高さに一役買っている。
「電源端子」本体に同梱されているACアダプタを接続できる電源端子。保証外になるが、W-ZERO3やザウルス、PSP用といった機器と同じ形状をしているため、機器の流用が可能。
携帯電話で利用されている、平型端子を利用可能。 ステレオヘッドフォン対応のものを購入すれば、マルチメディアコンテンツの再生時により楽しむことができる。
「音量+/−キー」音量の上下ができるキー。設定によって「PageUP/PageDOWN」に切り替え可能。 だが、このキーも小さいため、操作性は低い。
「MiniSDカードスロット」広く普及している外部記憶メディアが利用可能。現在、2Gバイトまでの容量が利用可能。
長押しすることによってカメラアプリを起動することができ、カメラアプリ動作時はシャッターとして利用可能。ただ、このボタンも非常に小さいので、操作性は低い。インプットスタイルでは、押しにくいので、カメラを利用する場合は、コントロールスタイルで利用するようにすると便利。
「カメラレンズ」本体の裏側にレンズが搭載されている。レンズ外周にあるスイッチを操作することによって、マクロ撮影モードに切り替えが可能。本体をスライドさせないとカメラは利用できない。
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