FMトランスミッターとペアリングがUシリーズの特徴とはいえ、これだけがすべてではない。U201のデジタルオーディオプレイヤーとしての実力も検証したみた。
対応する音楽ファイルは、MP3、WMA、WMVの3種類。これまでのgigabeatとほぼ同じファイルに対応している。乗り継ぎ派には安心だが、iPodやSDオーディオなどから乗り換え派は、大幅なファイル変換をする必要がある。ファイル形式に関しては難しいところだが、やはりACCやOggにも対応を望みたいところである。
基本的には、PCを介して音楽ファイルの転送を行うのだが、REC端子に直接つなげることで、MDやCDプレイヤーからダイレクトで録音することも可能だ。PCに関しては、ファイル管理ソフトは、専用のモノではなく、Windows Media Playerを使用する。
ソフトのインストールに手間取ったり、ソフトを使いこなすまでに時間がかかってしまう人も多いので、意外とありがたい。ただし、gigabeatと同期させるためにはソフトのインストールが必要だ。
音楽再生中は、曲タイトル情報のほかに、アルバムのジャケットも表示可能だ。1.1型ディスプレイで解像度も高くないとはいえ、有機ELを使っているだけあって、なかなかキレイに表示される。写真といえば、PCから転送したJPEGの静止画データも確認できる。デジカメのモニタよりも小さいのでビューワーとして使うとまではいかないが、お気に入りの写真は何点か入れておきたくなる。
操作ボタンは、gigabeat独自のクロスボタンでなくなったのが少し残念だ。使い勝手自体は悪くないが、少しgigabeatらしさがないのが寂しく感じる。
最近のデジタルオーディオプレイヤーでは当たり前の機能といえば、それまでだが、急速充電機能は便利だ。10分の充電で3時間の連続再生が行えるため、朝起きて充電し忘れていたのに気が付いてから充電をし始めても、十分1日はもってくれる。ちなみにフル充電した場合は約20時間の連続再生が行える。
FMトランスミッターとペアリングといった新機能の搭載が、大幅に価格面に跳ね返っていない点には好感が持てる。「もしかして使わないかもしれないけど、いつか使うかもしれない」程度で考えておくのであれば、是非もなくオススメだ。
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