FMトランスミッター内蔵で音楽を飛ばせる!--東芝「gigabeat U201」 - (page 2)

東芝
MEU201
内容:ワンセグチューナー搭載、着せ替え型のフェースパッドコーディネート、大容量動画対応モデルと、ラインナップの豊富な東芝「gigabeat」に高音質再生を強く打ち出した「U201」が登場した。FM電波を利用して、音楽を共有できるトランスミッターでのペアリングや、部屋のコンポなどに音楽を飛ばすことができる。デジタルオーディオプレイヤーの新たな試みとして、期待大だ。

2人で同じ曲を楽しめる、ペアリング機能は?

 次にペアリング機能を試してみた。こちらは他メーカーのFMチューナー付きのデジタルオーディオプレイヤーを使って検証してみた。

  • 部屋でFMトランスミッターを使う場合は、ヘッドホンを装着させ、ヘッドホンを広げた状態にする

 受信側のデジタルオーディオプレイヤーもFMチューナー用のアンテナは、イヤホンが代用しているので、それほど電波状況が良くないようだ。最初は、周波数の合っていないラジオ特有のノイズの中にかすかになにかの音楽が聴こえる程度。少し近づけて聴いてみるとノイズは残るものの、しっかりと曲として聴くことができた。

 一応、ペアリング機能は問題のない音レベルであったが、かなり近づける必要があるようだ。電車内で1人が聞いている曲を、同車両の人がシェアできるような、勝手な妄想を抱いていたが、シェアできる範囲はかなり限定される。

 今回は、車の中で検証はしていないが、もしかすると、最も使い勝手がいいのは車内なのかもしれない。車にHDDナビ搭載のカーAVを搭載していなくても、FMさえ受信できれば、デジタルオーディオプレイヤーの曲を車内で聴くことができるわけで、有効な手段の1つだろう。

 ケータイの世界では、東芝といえばBluetoothという印象を持っているだけに、ワイヤレスでデータを飛ばしたり、共有するのであれば、Bluetoothも付けて欲しかったところだ。ただ、FMトランスミッターの最大の利点は、FMチューナーが、それほど機種に依存しないところだろう。たしかにBluetoothは、対応している機器の数がまだ少ないので、インフラの問題が残されている。だが、ペアリング機能などを考えたときには、やはりBluetoothが付いていればなぁと思う次第でなのある。

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