3DCGキャラ作りの強い味方--Poser 7なら髪が、肌が、表情がリアルに描ける - (page 2)

e-frontier
内容:肌や髪の毛のやわらかな質感、衣服の素材感、骨格を基に描き出される躍動感のある動きなど、3DCGキャラクターは作り込むほどにそしてテクニックを磨くほどに、よりリアルな出来映えになる。その作り込みの部分を手助けしてくれるのが、このPoserだ。キャラクターモデル作成ソフトならではの、細やかな設定と行き届いた設計で、3DCGキャラクターに新たな息吹が加えられる。

骨、髪の毛、衣服と細やかなかつリアルに表現する

 Poserはバージョンが新しくなるたびにフィギュアが緻密になり、3DCG機能も本格的に進化し続けた。衣服や頭髪の着脱、モーフィングによる変形機能、各種マッピング、レンダリング機能の強化、スクリプトによる自動実行機能を備えた。

  • 「フェイス」ルーム。テクスチャ、造詣など、顔に関する諸々の調整や設定を細やかに、大胆に行うことができる。俳優に特殊メイクを施すような変身を可能にする

  • 「レンダリング設定」ウインドウ。いろいろな品質や描写のレンダリングを設定。Poser 7ではレンダリングエンジンがチューニングされ、全般的により高速化している

  • 恐竜の骨のフィギュアを、左は「スケッチ」、右は「影のみ」のレンダリングを試みた。表現として様々な試行錯誤が楽しめそうだ

 ボーン機能、髪の毛や布地の物理シミュレーション、レイトレーシング、マイクロポリゴン、被写界深度表現、顔写真をモデルの顔に自動的にマッピングする機能なども装備。

 業界標準のOpenGLにも対応し、アニメ調のトゥーンレンダリングを始めとする多機能なレンダリングなどと、3DCG業界の進歩と流行に遅れることなく機能強化してきた。

 Poser 7では、セリフに合わせてフィギュアの唇を動かす「リップシンク」、レンダリングにおけるマルチコアプロセッサとHDR画像(HDRI)への対応、100回前までも操作手順を遡ることができる「マルチアンドゥ・リドゥ」など操作性を向上。

 複数のカメラを新規設定できる新しいカメラ機能と、アニメ−ションのパーツを個々に分割し、個別制御できる「アニメーションレイヤー」も新搭載した。

  • Poser 7の新機能「モーフパテツール」の設定画面。簡単かつ直感的に動きのある表情や特徴を演出。対象の皮膚や衣服などの表面ディティールをつまむように動かしたりしわ寄せたり、いろいろな使い方ができる

 「モーフパテツール」は顔の表情やフィギュアの細部を調整する新ツール。ペイントソフトのブラシツールのような感覚で、しわ、あざ、ほくろなどを簡単に、対称形にも対応して加工することができる。

 「ユニバーサルポーズ」は接合部や装備、フィギュアの体格に関係なく、どの2足歩行のフィギュアにもあらゆるポーズを適用できる機能。旧バージョンのPoserポーズを採取して、Poser7に保存し直すこともできる。

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