文書作成や資料作成の必携ソフト「JUST Suite 2007」(後編) - (page 3)

ハーティネス 高橋慈子2007年03月26日 14時26分
ジャストシステム
内容:第2回目となる今回は、仕事にプライベートに欠かせない表計算ソフト「三四郎2007」、新たに加わったプレゼンテーションソフト「Agree 2007」、グラフィックソフト「花子2007」を中心にご紹介する。ソフト単体でも便利だが、せっかくの統合ソフトである。たとえば一太郎2007の文章と三四郎2007でつくった売上表、それらをAgree 2007でまとめる──といった具合に連携させることで、作業をさらに効率化する強力なパートナーとなるのである。

図形描画にも、ビジュアル文書の作成にも便利な「花子2007」

  • 文字入力ウィンドウに文字を入力する

 「きれいな図を描きたいけれど、Illustratorのような本格的なグラフィックソフトは難しい。けれどワープロやプレゼンテーションソフトに付いている描画機能ではもの足りない……」そんな人におすすめなのが、統合グラフィックソフトの花子だ。

 ビジネス、教育、ショップ、プライベートなど広い分野で使われてきたジャストシステムのグラフィックソフトで、ビジネス文書はもちろん、教材や地図の作成、ポスター、カード、はがきなどさまざまなビジュアル文書が手軽に作成できる。文字と図形を入れた文書作成は、花子2007がもっとも得意とするところなのである。

  • 囲みたい図形を選択するだけで、文字付き図形が作成できる

 花子2007では、文字と図形の機能がさらに強化されている。新機能の「文字入力ウィンドウ」にワープロで文字を入力するように、項目を入力すると、自動的に文字枠が作成される。「Ctrl」+「Enter」キーを押すだけで、別の文字枠が作成できるので、思いつくままに項目を入力するだけでいい。

 入力した項目は、「丸め長方形で囲む」「楕円で囲む」などを選択するだけで、文字付きの図形に変えることができる。文字が入った図形をドラッグして配置すれば、図が描けてしまうという手軽さに驚くだろう。図形を描いて、文字を入力して……といった手間がかからず、自然な流れで文字付きの図形が描けていく。文字を修正すれば、図形にも自動的に反映される。2つの文字枠を結合するといった面倒な操作も、文字入力ウィンドウを使い、キー操作で簡単にできる。

 自由な位置に文字を配置しながらデザインしたい社内や学校のお知らせ文書などはもとより、ちょっとしたDTPソフトとしても威力を発揮するので、ニューズレターや学級通信にも便利だ。

 また、写真が入ったレポートやポスターを作成するのにも、花子2007を活用したい。写真を自由な位置にレイアウトして、文字や図形を使ってきれいな文書が作成できる上、添付されているソフト「花子フォトレタッチ」で写真の明るさやコントラストの調整、トリミング、効果を付けるなどのレタッチが簡単にできるからだ。

 高解像度の大きな写真を文書に貼り付けると、文書全面を覆ってしまうので、サイズを小さくしなければならない。花子2007では、このような不便さを解消するよう、画像を貼り付ける時に、サイズを指定するダイアログボックスが表示されるようになった。大きさを指定していくつも画像を貼り付けたい、アルバムやカタログ作成にも重宝する。デジタルカメラで撮った高画質な画像をあらかじめサイズダウンしておく手間も不要になる。

仕事にもプライベートにも便利なテンプレート素材

 花子シリーズには毎年、話題になった物やシーンなどが、トレンドというカテゴリで部品(イラスト)として追加される。旬のケータイやAV機器などのイラストは、ビジネス文書に重宝する。

  • 写真を挿入すると、サイズを指定するダイアログボックスが表示されるので、大きな画像が画面を覆ってしまうことがない

  • ビジネス文書で使えるトレンドの部品や、教材作成に役立つ部品が追加されている

 また、ユーザーからの要望を取り入れた部品も追加されている。数学や理科で利用しやすい部品が追加されているので、教材やドリルの作成に活用できるだろう。

仕事はもちろん、プライベートにも活用できる文書のテンプレートも豊富に揃っているので、手直しするだけで、ポスターや各種のお知らせが作成できる。グラフィックソフトを敬遠していた人は、まずは花子2007のテンプレートから利用してみてはどうだろう。

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