「PM-A970」に搭載されている画像処理機能は、エプソン独自の画像処理技術「オートフォトファイン! EX」だ。
これは、プリンタが画像データから人物の顔を自動判別し、たとえ逆光のように、変な色になってしまった写真でも、人物の肌の色がキレイになるよう、明るさや色合いを自動で補正してプリントする機能だ。蛍光灯の下でおこりがちな青みがかった色かぶりや、白熱灯の下でのオレンジの色かぶりも自動色補正してプリントする。
いままで、写真の色補正は、パソコンで専用のアプリケーションを使ってやらなければならず、作業が慣れた人でも、肌の色の調整は非常に難しいといわれている。それをプリンタが自動でやってくれるというのは驚きだ。しかも、プリンタが自動で被写体を判別するので、設定も不要。まったくなんの手間も面倒もかからない。
私が個人的に普段使用している、PX-G900 でパソコンからプリントしたものと、PM-A970 で「オートフォトファイン! EX」でメモリカードからプリントしたものを並べて比較してみよう。朝焼けで逆光になってしまったものを、PM-A970 が自動的に被写体を判別し、顔が明るくプリントできるよう色補正されている。「オートフォトファイン! EX」は人の顔を自動判別するだけではなく、顔の面積から補正の度合いを調整するので、2 枚を比べると顔の大きさによって背景の色合いもちょうどいいバランスになるよう調整されていることがわかる。「オートフォトファイン!EX」は、デフォルトで「ON」になっているので、被写体にあわせての設定は不要。誰でも、手間なくキレイな写真をプリントできる機能なのだ。
(写真のプリント環境)上:パソコンから「EPSON Easy Photo Print」を使ってPX-G900 でプリント、下:PM-A970 で記録メディアから「オートフォトファイン! EX」に設定してプリント(どちらもL 判、写真用紙クリスピア<高光沢>)
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