ネットエイジは、携帯電話サイトやメールマガジンを通じたアフィリエイト事業に参入する。携帯電話上でのEC市場が急拡大していることから、大きなビジネスチャンスがあると判断した。
サービス名は「BYPASS(バイパス)」。同じユーザーが同一サイトに複数回訪れた場合は1回とカウントする「ユニーククリック」という概念を取り入れた点が特徴だ。懸賞サービスなどでは1人のユーザーが複数のサイトやメールマガジンを訪れ、同じサイトにつながるアフィリエイトリンクをクリックすることがある。他社のサービスではユーザーがクリックした分だけ広告主は料金を支払う必要があるが、BYPASSでは1クリック分のみを支払えばよい。これにより、「無駄な広告予算を削減できる」(ネットエイジ)という。
ネットエイジは2003年よりモバイル広告事業を展開しており、テキスト広告やバナー広告などを中心に手がけてきた。今回、アフィリエイトサービスに進出することで、モバイル広告に関するメニューを拡大し、さまざまな広告主のニーズに対応できるようになったとしている。
モバイルアフィリエイトの市場規模は、矢野経済研究所の予測によれば2006年度で112億円、2008年度には2倍の245億円となる見込みという。公式サイトや一般サイトのコンテンツプロバイダ、人材紹介、金融関連会社などのニーズが高いといい、2007年度に売上高が3億円、50の法人メディアの参加と月間平均400件の広告運用を見込んでいる。
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