TF-FS55M-SでSkypeを利用する場合、通話の開始と終了が子機のボタンから可能だ。また、短縮ダイヤルについても発信が可能。たとえば55番にtanigawaさんを設定した場合、受話器をとって「5」「5」と発信ボタンを押せば相手を呼び出すことができる。と、ここまでの機能は他のSkype対応機器でもできることが多い。これだけでも実際はとても便利なのだが、TF-FS55M-Sはさらに機能が加わっている。
それは、子機のディスプレイから通話相手やコンタクトリストにある相手のSkype名を確認できることだ。たとえば、コンタクトリストの内容を順番に表示させ、かけたい相手を選んでボタンを押せば、パソコンの操作なしで通話ができるのだ。
実際に利用してみると、PCと電話機の間でその都度、通信を行っているために、コンタクトリストから選ぶ場合、上下ボタンを押してからリストが表示されるまでに少し間があく。近くにPCがあって自由に操作できるならPCから発信操作をしたほうがスムーズなのだが、少しPCが離れている場合など、電話機だけで操作したい場合には非常に有効だ。
子機の液晶ディスプレイ表示はコンタクトリストだけではない。発信と着信の履歴も表示可能。かかってきた相手にかけなおしたり、再度かけなおす場合にも便利だ。これは電話機のリダイヤルではなく、Skypeのクライアントソフトから履歴を呼び出しているため、この電話機で発信していないものも再発信の対象となる。
一般回線と共用できるのも、このTF-FS55M-Sの特長だ。切り替えは、電話機の「PC」ボタンを長押しすると切り替わる。いま、どの状態であるかは、電話機の親機のランプの色でわかる。電話回線を使っているならオレンジ色、Skype(PC)の機器として使っている場合は水色に光るのだ。ランプはとても目立つ位置にあるため、見間違うこともないだろう。また、子機の液晶ディスプレイにも「PCモード」の表示が出るため、子機だけを持っていてもわかりやすい。
また、着信時は自動で切り替わる。電話回線の着信は電話機に内蔵した電子ベルが鳴る。Skypeの場合はSkypeの持っている着信時の音が鳴るため耳でも区別できる。親機のランプの色も着信元に合わせて、Skypeの場合は水色、電話回線の場合はオレンジ色が点滅するのだ。Skypeの着信音は自由にPC側で設定できるため、デフォルトのベル音から好きな音楽まで自由自在に設定可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境