ふつうのコードレスフォンでしっかりSkype--パイオニアコミュニケーションズ TF-FS55M-S - (page 2)

パイオニア
TF-FS55M-S
内容:パイオニアからパソコンにUSBで接続できるコードレスフォン「TF-FS55M-S」が登場した。すでにパイオニアは2004年はじめにUSBに接続できるコードレスフォンTF-FS22M-Rを登場させているが、今回のモデルではさらにSkypeと連携を強化していることが特長だ。

子機でSkypeのコンタクトリストが確認できる

 TF-FS55M-SでSkypeを利用する場合、通話の開始と終了が子機のボタンから可能だ。また、短縮ダイヤルについても発信が可能。たとえば55番にtanigawaさんを設定した場合、受話器をとって「5」「5」と発信ボタンを押せば相手を呼び出すことができる。と、ここまでの機能は他のSkype対応機器でもできることが多い。これだけでも実際はとても便利なのだが、TF-FS55M-Sはさらに機能が加わっている。

 それは、子機のディスプレイから通話相手やコンタクトリストにある相手のSkype名を確認できることだ。たとえば、コンタクトリストの内容を順番に表示させ、かけたい相手を選んでボタンを押せば、パソコンの操作なしで通話ができるのだ。

  • 接続し、PC側の準備ができると「PCモード」と表示される

 実際に利用してみると、PCと電話機の間でその都度、通信を行っているために、コンタクトリストから選ぶ場合、上下ボタンを押してからリストが表示されるまでに少し間があく。近くにPCがあって自由に操作できるならPCから発信操作をしたほうがスムーズなのだが、少しPCが離れている場合など、電話機だけで操作したい場合には非常に有効だ。

 子機の液晶ディスプレイ表示はコンタクトリストだけではない。発信と着信の履歴も表示可能。かかってきた相手にかけなおしたり、再度かけなおす場合にも便利だ。これは電話機のリダイヤルではなく、Skypeのクライアントソフトから履歴を呼び出しているため、この電話機で発信していないものも再発信の対象となる。

  • Skypeに着信があると、ディスプレイには相手のアカウントが表示される

  • 通話を開始すると、通話時間と相手のアカウントを表示する

  • コンタクトリストも子機のボタンで呼び出せる。長いアカウントは横にスクロールして表示される


一般回線の電話と共用も可能

  • パソコンと接続していない場合や、PCモードになっていない場合は、オレンジ色で点灯する。

 一般回線と共用できるのも、このTF-FS55M-Sの特長だ。切り替えは、電話機の「PC」ボタンを長押しすると切り替わる。いま、どの状態であるかは、電話機の親機のランプの色でわかる。電話回線を使っているならオレンジ色、Skype(PC)の機器として使っている場合は水色に光るのだ。ランプはとても目立つ位置にあるため、見間違うこともないだろう。また、子機の液晶ディスプレイにも「PCモード」の表示が出るため、子機だけを持っていてもわかりやすい。

 また、着信時は自動で切り替わる。電話回線の着信は電話機に内蔵した電子ベルが鳴る。Skypeの場合はSkypeの持っている着信時の音が鳴るため耳でも区別できる。親機のランプの色も着信元に合わせて、Skypeの場合は水色、電話回線の場合はオレンジ色が点滅するのだ。Skypeの着信音は自由にPC側で設定できるため、デフォルトのベル音から好きな音楽まで自由自在に設定可能だ。

  • PCモードになった場合に、ランプが水色に変わる。

  • ボタンの並びもコードレスフォンと同じで、適度な大きさで使いやすい。「PC」ボタンは右下にある。

  • 親機に受話器を置いたまま、スピーカーフォンとして使うこともできる。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]