VAIOをVAIOたらしめているもののひとつに、「FeliCaポート」がある。「type BX」にもFeliCaポートは用意されており、Edyカードやおサイフケータイをかざせば、いつでも残高や利用履歴を確認できる。ちなみに、FeliCaポートにはセキュリティ機能もあり、パスワード入力の代わりにカードをかざすだけでWindowsログオンやスクリーンセーバーのロック解除、個人データの保護などを行うこともできる。また、「type BX」には指紋センサーも標準装備されている。人前でパスワードを入力するのがはばかられる際も、指一本で安全・確実にパスワード解除でき、さらに多重化されたパスワードを指紋認証で一度に解除することもできる。
さらに本体内にはTPM(Trusted Platform Module)セキュリティチップが搭載されている。これは、暗号カギをHDD内ではなくセキュリティチップ内に保持することで、より強固なデータ保護を実現する機能だ。
もうひとつ、VAIOらしい機能といえば、Webカメラ《MOTION EYE》が挙げられる。これは「type BX」にも搭載が可能で、無線LANやBluetoothヘッドセットなどと組み合わせれば、簡単にインターネット経由でケーブルレス&ハンズフリーのビデオ会議が実現できる。もちろん、《MOTION EYE》はビデオメールなどに使うことも可能だ。
そのスマートな外観からはイメージしづらいほど、多機能で拡張性も高い「type BX」。その最大の活躍場所は、もちろんビジネスシーンであることに間違いない。とはいえ、基本性能の高さは一般のノートPCと比べても十分魅力的。CTOではグラフィックアクセラレーターに3Dゲームなどに向いたハイパフォーマンスなATI MOBILITY RADEON X700 256MB HyperMemoryを選ぶこともできる。その意味では、ビジネスユーザーだけでなく、マシンの性能にこだわりを持つ一般の個人ユーザーにも目を向けてもらいたい機種だといえるだろう。
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