実のところ、ドライブの温度を測定するだけのフリーソフトは、世の中に数多く存在している。たとえば、Google Desktop向けには、ドライブの温度をリアルタイムで表示してくれる「HDDlife plug-in」というプラグインが用意されている。単純にドライブの温度を表示するだけであれば、これらのソフトでも十分だ。
しかし、ドライブの寿命は、単純に温度だけで診断できるものではない。ハードディスク自身が持っている診断技術を利用し、さまざまな属性から総合的に判定した結果のほうが、信頼性が高いことは言うまでもない。
ハードディスクは、利用者からすると「ある日いきなりクラッシュする」厄介な代物に見える。しかし実際には、利用者の目に見えない多くの前触れが存在しており、それらを見えるようにしてくれる本製品は、非常に利用価値が高い。標準価格も3990円と、非常にリーズナブル。少なくとも、ドライブのクラッシュによる損害や復旧に要する時間も考慮すれば、費用対効果は絶大だ。実際に使った立場で言わせていただくと、一度本製品を利用すると、すべてのパソコンにインストールしておかなければ気が済まなくなる。それだけ説得力があるソフトだ。
現在の弱点としては、外付けドライブはアイ・オー・データ機器の製品にしか対応していないことと、LAN接続のハードディスクに対応していないことが挙げられる。ただしいずれも、今後順次対応を拡充させていくとアナウンスされているので、今後の展開に期待したい。筆者としては、常に電源オンの状態で稼動しているLAN接続HDDへの対応を早期に望みたいところだ。
GOTO'S CHOICE!
価格 | ★★★★★ データ消失を防げ、費用対効果は抜群 |
---|---|
実用性 | ★★★★★ 一度使うと手放せなくなる |
機能 | ★★★★☆ どうせならディスクユーティリティ機能も欲しい |
使いやすさ | ★★★★★ 初心者でも分かりやすい画面は秀逸 |
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