iDVDでは、新規にMagic DVDが追加された。もともとはiMovieにあったMagic iMovie機能のiDVD版だ。テーマを選び、コンテンツを追加していくだけでかっこいいDVDを作成することができる。
ここで追加できるコンテンツは、オーディオ、写真、ムービーだ。オーディオではiTunesの曲や、GarageBandの曲を、写真ではiPhotoのライブラリの写真をそれぞれ追加することができる。もちろんムービーは、iMovieで編集した動画を追加することができる。
また、iDVD6.0からは、最初からMacに搭載されていたDVDドライブだけではなく、他社製DVDドライブにも対応した。外付けDVDドライブを使っていて、なかなかiDVDを使う機会が無かったという人にはありがたいのではないだろうか。
iDVDも、まだまだ使いこなせていないが、人に渡すDVDなどは、ただデータを保存するだけではなくMagic iDVDなどを使った方が面白いものになると思う。
従来からPodcastにぴったりという評判だったが、いよいよPodcast向けソフトとしての色合いが濃くなってきたのがGarageBand3だ。まず、起動したときの最初のメニューに「新規Podcastエピソード」を作成するメニューがある。いかにもPodcastを作ってくれと言わんばかりのメニューだ。
実際にPodcast番組を作ってみると、これが実に簡単に作成することができた。Male VoiceやFemale Voice、Jinglesなどのトラックがあるので、適当にジングルを入れ、Macに接続しているUSBヘッドセットで声を吹き込めばもう番組の完成だ。
ジングルは実に豊富に用意されている。また、iTunesのライブラリに入っている曲を使うことも可能だ(著作権の問題には気をつけよう)。GarageBandで用意されているジングルやサンプルBGMは、すべてPodcast用に用意されたもので、問題なく公開することができるので、とりあえずは用意された曲を使うといいだろう。もちろん、GarageBandを使って作成した曲を使用することもできる。
ジングルを使うには、左下の目玉マークをクリックしよう。そこでジングルやエフェクトなどが表示される。ここから好きなジャンルを選び、Jinglesトラックにドラッグしてやればいい。用意されているジングルは数十秒と短いものが多いが、ウインドウサイズを変更する要領で延ばしたり縮めたりすることも可能だ。
サウンドエフェクトも面白い。全部で200種類ものさまざまなエフェクトがあり、SF映画で使われそうな音から交通、動物の音まで実に幅広いエフェクトが用意されている。拍手や笑い声などを簡単に挿入することができるので、ちょっとしたバラエティ風の番組を作ることができる。もっとも、自分で笑い声とかを挿入するのはちょっと恥ずかしいものがあるかもしれない。
Podcastには絵を入れることもできる。一番上のPodcastトラックに写真などを挿入しよう。もちろんここにはiPhotoのライブラリから写真を挿入することができる。アートワークを挿入したPodcastは、mp4形式で保存される。つまり、アートワークが切り替わるムービーファイルになる。厳密な意味では動画ではないのだが、ムービーPodcastになると考えるといいかもしれない。
作成したPodcastは、「共有」メニューからiTunesやiWebに送ることができる。iTunesに送ってiPodで聞くようにしてもいいし、mp3形式に変換してもいい。iWebに送れば、自動的にPodcast用のテンプレートでページが作成される。後は少々の編集を行えば、.Macアカウントで簡単にPodcastを公開することが可能だ。
また、iChatに対応したのも面白い。iChatで音声チャットをやりながら、その模様を録音、Podcastで公開ということもできる。
GarageBandに触発されて筆者もPodcastを少し始めてみたが、便利なことこの上ない。敷居の高かったPodcastがこんなに楽に作れるとは思っていなかった。Podcastに興味を持っているのなら、かなりオススメだ。
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