バッテリの持ち時間に関しても、本体の充電池を利用した場合約45時間、同梱の乾電池ケースを利用し単三形アルカリ電池と併用した場合105時間もの利用が可能だ。普段乾電池ケースを使うことはないだろうが、いざというときの安心感があるのはうれしいところ。また、内蔵の充電池もACアダプタ、USBケーブル経由どちらも可能なので、バッテリ切れとなるケースは少ないだろう。
付属するパソコンと用の連動ソフトは、「SD-Jukebox Ver.5.0 LE」。最近では、携帯電話などにも添付されている統合タイプのオーディオ管理ソフトで、音楽CDからの曲の取り込み、Gracenoteを利用したインターネット経由での曲情報入力、プレイリスト管理などができる。SD-SD750VをUSB経由でパソコンに接続すれば、SDメモリーカードのリーダー/ライターとして利用可能だ。唯一のウィークポイントと言えた音楽配信機能に関しても、パナソニックのWebページから無償配布されているV5.0L61にアップデートすることで、ニフティが先頃開始したMOOCSに対応し、SD-Audio形式での音楽ダウンロードが楽しめる。
パソコンで音楽データをSDメモリーカードに記録し、それをSD-SD750Vに差して楽しむ。それだけが、パナソニックの考える「SDで、召し上がれ」ではない。どちらかと言うと、同時期に発売されるD-dock製品、SC-SX800やSC-SX400と組み合わせて、パソコンレスでのSD-Audioの楽しみを全面に打ち出している。
D-dock製品とは、音楽をためておきいつでもそれを取り出せるもので、今回発売されるSC-SX800/SC-SX400ともHDD内蔵のミニコンポとなっている。2機種の大きな違いは、HDD容量(SC-SX800:80GB、SC-SX400:40GB)やアンプ、スピーカーなどで、デザインもSX800が黒を基調とした高級感があるものに対して、SX400では白を基調とした軽快感を持たせているようだ。今回は、40GB HDD内蔵モデルSC-SX400を実際に使用して、主にSD-SD750Vとの連携を楽しんでみた。
SC-SX400で音楽CDをHDDに録音する方法は、非常に簡単。音楽CDをCDトレイにセットしトレイを閉じると自動的に本体内蔵(インターネット接続時はインターネットも利用して)のGaracenoteを使って、音楽情報を取得し本体にCDのタイトル情報が表示される。その後、前面にある「CD▼(→)HDD」を押すだけだ。録音モードを選択する画面が表われるが、そこで何も選択しなければ高速録音が始まる。実際にかかった時間は浜崎あゆみのA BEST(76分10秒 、AVCD-11950)を音楽CDからLPCMモード(音楽CDと同様の形式)で録音した場合11分33秒2、AACのXPモード(128kbps)で録音した場合11分24秒8、いずれもストップウオッチでの手動計測のため正確とは言えないが目安にはなるだろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」