マイクロソフト(マイケル・ローディング社長)は10月5日、ホスティング事業者向けの総合的支援プログラム「Windows Web Hosting スタートアップ プログラム」を発表し、同日からプログラムの受付を開始した。
同社は、02年から、ホスティング市場向けのライセンスプログラム「サービス プロバイダ ライセンス プログラム」を多くの事業者に提供してきたが、同プログラムを利用したホスティングサービスへのニーズが高まるのにともない、Windowsを利用した「Webホスティングサービス」を実装する技術ノウハウや、サービス開始後のマーケティング支援を望むユーザーが増加していた。
今回発表した「Windows Web Hosting スタートアップ プログラム」は、こうした要望に対応したもの。「Windows Server 2003」を基盤とした「Webホスティングサービス」を立ち上げる際に活用できる技術的ノウハウやマーケティング支援を体系化し、総合的にホスティング事業者をサポートしていく。
具体的な支援内容は、(1)専有型/共有型を問わず、「Windows Server2003」を基盤とした「Webホスティングサービス」の計画や展開に役立つノウハウを集約した「Windows Web Hosting 技術指南書」を提供、(2)同プログラムに関する「技術相談窓口」を用意し、「技術指南書」に掲載している内容に関する質問にeメールで回答、(3)専用サイトを開設し、「Windows Web Hosting 技術指南書」のダウンロードを始め、同社が提供している無償トレーニングの紹介や関連技術ホワイトペーパーなど、Windowsを基盤とした「Webホスティングサービス」をスタートするうえで役立つ技術情報を紹介、(4)同プログラムへの参加後、「Windows Server 2003」による「Webホスティングサービス」のリリースに合わせ、そのサービスを同社のWebサイト上で公開する「Windows Web Hosting カタログ」で紹介──など。
これによって、ホスティング事業者は、Windowsを基盤とする「Webホスティングサービス」を迅速かつ容易に構築できるとともに、同プログラムのマーケティング支援を利用することで、「Webホスティングサービス」の認知促進を図ることができる。
同社では、引き続き積極的にホスティング事業者をサポートし、ホスティングサービス市場の機会創出とビジネス拡大を図ることで、Windowsを基盤としたWebサーバーの導入と利用を促進していく。
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