東芝と日本IBMは7月16日、東芝のクラスタソフトウェアDNCWARE ClusterPerfectと、日本IBMのIBM eServer BladeCenterを組み合わせた連携製品を、同日より販売開始すると発表した。
今回の連携製品は両社が4月に合意し、共同作業を行ってきたオートノミックコンピューティング(自律型コンピューティング)への取り組みの成果を商品化したもの。今後も、「DNCWARE ClusterPerfectとIBM BladeCenterを組み合わせて、自律型コンピューティングを実現するサーバシステムをそれぞれで販売していく」(両社)とする。
東芝が商品化したのはDNCWARE ClusterPerfect EX BladeCenterオプションと、DNCWARE ClusterPerfect EX for BladeCenterパッケージ。日本IBMのブレードサーバIBM eServer BladeCenterと組み合わせると、ブレードサーバ自らが障害を事前に予測・察知して、対策を計画・実行し、システム運用を続行可能にするという。サーバ管理ソフトIBM Directorのシステム監視・分析機能と、DNCWARE ClusterPerfect EXの計画・実行機能(ポリシーベースのサービス実行管理機能)などを用いる。
例えば、IBM BladeCenterのブレードで障害発生が予測される場合に、DNCWARE ClusterPerfect EXは同ブレード上のサービスを他のブレードに退避させる。またブレードに障害が発生/発生の可能性がある場合、DNCWARE ClusterPerfect EXは予備ブレードを代替ブレードとして立ち上げ、事前に退避させていたサービスを代替サーバに復帰させる。
これらの機能により、システムダウンを回避するための一連の作業をサーバ自らが実行する、「高レベルのオートノミックコンピューティングを実現し、運用管理コストの低減にもつながる」(両社)という。
製品価格は、DNCWARE ClusterPerfect EX BladeCenterオプションが5万円/1CPUから、DNCWARE ClusterPerfect EX for BladeCenterパッケージが250万円/14CPUか。
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