米Hewlett-Packard(HP)は9日(米国時間)、この夏に業界団体で批准される見込みのストレージ管理規格に関して、これを推進するパートナープログラムを始めると発表した。
HPのこの試みは、ストレージシステムをより簡単に管理するために設計された「ストレージ管理インターフェイス仕様書」(Storage Management Interface Specification: SMI-S)に焦点をあてたもの。HPでは、自社のSMI-Sの開発プログラムを、この種で初の試みであるとし、また発足時のメンバーとして米Veritas Software、米BMC Software、そして米Creekpath Systemsが参加すると述べている。
ストレージ・ネットワーキング・インダストリー・アソシエーションはこの夏にSMI-Sを批准するとみられる。
新しいプログラムを作ることで、HPは自社のストレージ分野への取り組みに開発者が参加すること、ならびにストレージ管理に対して規格に基いたアプローチを取る顧客への自社製品の販売が増せることもを期待している。
「SMI-Sに関する情報は一般向けであるが、HPのプログラムはソフトウェアの開発者が使用を理解する手助けになるように作られている」と、HPのストレージソフトウェア部門のプロダクトマーケティングリーダーであるPhil Kempは説明している。
SMI-Sは、もともとBluefinという業界全体での取り組みから生まれたもので、様々なタイプのハードウェアに自己を見つけ出し、その能力を申告させるための標準的な方法を提供することを狙ったもの。その仕様は、ソフトウェアを使ってストレージシステムの管理を改善しようする試みの一部である。
HPのプログラムの参加者は、SMI-Sに基づいたHPのストレージ・アレイ・インターフェイスを利用できるようになる。また開発者が難問について議論するフォーラムも提供する。また、、この仕様に関連したテクニカルサポートも有料で提供する。さらにHPは、パートナーがHPのWebサイトで製品を見られるようにするとKempは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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