Hewlett-Packard(HP)は、Intel Xeonプロセッサを搭載する8ウェイサーバ、ProLiant DL760/DL740を発表した。
DL760とDL740はいずれもラックマウント型サーバで、きょう体の高さは、DL760が12.25インチ、DL740は7インチとなる。価格はDL740の場合、4個の1.5GHz Xeonプロセッサ(それぞれに1Mバイトのキャッシュ・メモリー搭載)、2Gバイトの主記憶という構成で、2万4999ドルとなる。8個の2.0GHz Xeonプロセッサ(それぞれに2Mバイトのキャッシュ・メモリー搭載)、8Gバイトの主記憶という構成では7万7364ドル。
DL760とDL740はともに、システムを停止させずに故障したメモリを交換できるという機能を備える。HPによるとこれはIntelサーバ市場で初めてだという。
DL760とDL740は、Compaq Computerが1999年に市場投入した製品の後継としてHPが期待を寄せていたモデルである。Intelハイエンドサーバ市場はかつてCompaqが大勢を占めていたが、現在はIBMが台頭している。HPはこのDL760とDL740でIBMに奪われたシェアの奪回を狙っている。
IlluminataアナリストのGordon Haffは次のように分析する。「HPは古いシステムを販売しながらもサーバ市場でその地位を守ってきた。しかし今やIBMがx440で築き上げた実績を見過ごすわけにはいかない。その昔、8ウェイサーバはCompaqが実質的に唯一の選択肢だった。しかし今ではIBMが当時のCompaqとほぼ同じ位置にいる」
米IDCの調査によると、IBMの2002年第3四半期における8ウェイIntelサーバの売上高は8700万ドルだった。これに対しHPは8400万ドルである。ただし出荷台数ベースではHPがシェア51%で首位となっている。
HPのサーバ部門ディレクター、Paul Millerは、「我々はきわめて堅調だ。少し出遅れている感はあるが、市場での種はすでにまいている」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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