Apple Computerは米国向けの最新広告で、Macをクールな若者として描いている。だが、調査によるとMacを好むのは年配層であって、若者は安価なWindowsマシンを選んでいるという。
業界調査会社のMetaFactsのレポートによると、Macユーザーのおよそ半数が55歳以上だという。これは、各メーカーの家庭用PCユーザーに占める55歳以上の割合の平均値に比べ、2倍近い結果だ。
若者が選ぶブランドとしては、低価格を武器に大衆向けに販売を進めるGatewayが優勢で、Gatewayは18〜25歳のPC購入者の間でトップとなった。
MetaFactsでプリンシパルを務めるDan Ness氏は声明の中で、「Appleは長期に渡る支持者層を持っているといえるが、技術に強い若者層次第で、同社の将来は大きく変わってくる」と述べている。
Appleは過去に、iPodの人気さとクールさを利用し、WindowsユーザーがMacに転向することを狙った広告キャンペーンを展開したことがある。iPodを支持するユーザーをターゲットにMacを売り込んでいたことは明らかだった。
Appleはまた、iPodを持つユーザーがWindowsからMacに転向しているという、いわゆる「iPod効果」の本質を調査したともいわれている。Macのシェアは1桁台だが、Appleは、最初にPCを購入する人々の間でMacを選択する比率が増えていると述べている。
iPod効果はMetaFactsの調査でも実証されている。現在Macを利用している人のうち、3分の2以上が2004年以降にMacを購入した人という。全PCユーザーの場合、2004年以降に購入した人の比率は半分を占めるに過ぎない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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