ルクセンブルクに拠点を置くCore Wireless Licensing SARLは先週、「iPhone」や「iPad」デバイスで使用している2G、3G、4G通信プロトコルに関連した8件の特許をAppleが侵害しているとして、米テキサス州東部地区連邦地方裁判所に提訴した。The Wall Street Journalによると、この訴訟では損害賠償と、将来の特許使用料の支払いを求めているという。
Appleの担当者にコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
Core Wirelessは特許保有会社で、2000件の特許および特許出願をNokiaから取得している。その後、カナダのMOSAID Technologiesが2011年9月にCore Wirelessを買収した。Core Wirelessとの取引額は2万ドル弱の評価と報じられていたが、出来高に応じた支払いが義務付けられている。MOSAIDは2011年当時、この買収を発表したプレスリリースで次のように述べている。
「Core Wirelessは、将来のライセンシングと特許施行の全ロイヤルティの約3分の1を維持し、管理、ライセンシング、施行、収益化に関するすべてのコストを負担する。Core Wirelessが引き続き保有しているポートフォリオの所有権は、最低限の将来のロイヤルティマイルストーンの対象となる」
プレスリリースには、Microsoftが取引から利益を得ていることは書かれていないが、これらの特許を当時Microsoftがライセンスしていたことを、同社の関係者は認めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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