レノボ、2022-2023年度ESGレポートを公開、太陽光発電量は3倍に拡大、慈善活動を通じ1,600万人以上の生活に貢献

本リリースは米国時間2023年6月27日にレノボ本社が発表した英語リリースの抄訳です。
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レノボは、地球の持続可能性、インクルージョンの促進、デジタルデバイド(情報格差)の解消を目指し、グローバル企業としての社会的責任に対する取り組みを掲載した、環境(Environmental)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)に関する第17回年次ESGレポート(注1)を発表しました。最新のレポートによると、世界的テクノロジー企業であるレノボは太陽光発電への投資を拡大しており、世界各国の工場とオフィスに太陽光発電を導入した結果、発電量は2018-2019年度比で3倍に拡大しています。慈善的投資の規模は3,000万米ドル近くに上り、グローバルなプログラムとパートナーシップを通じ、1,600万以上の人々に影響を及ぼしています。

レノボの会長兼CEOのヤンチン・ヤン(Yuanqing Yang)は、次のように述べています。「グローバル企業であるレノボは、気候変動が利害関係者に及ぼす影響を目の当たりにしており、この問題には皆が一丸となり早急に取り組むべきだと実感しています。2022年には、世界初の規格であるScience Based Targetsイニシアチブ(SBTi)のネット・ゼロ基準によって、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ化を目指すという当社の目標が検証・認定されたことを光栄に思います。」

業界に先駆け、レノボの実質ゼロ化の目標がSBTiによって検証されたことで、持続可能性分野でのレノボのリーダーシップは、より強固になりました(注2)。スコープ1および2における温室効果ガス排出量を50%削減し、さらにスコープ3における購入商品・サービスに伴う排出量を66.5%、販売製品に伴う排出量を35%、上流の輸送・流通に伴う排出量を25%削減するという、レノボの2030年の短期的な排出量削減目標については、順調に推移しています。レノボは現在、スコープ3(バリューチェーン)の排出量削減に向けてサプライヤー各社と協力しています。この排出量カテゴリは、かねてから最も規模が大きく、複雑かつグローバルなサプライチェーンの中で最も追跡が困難なものです。

レノボは全体的なイノベーションの伝統を継承することで、製品とサービスの持続可能性を強化しています。2022-2023年度には、使用済みのIT・電子機器からなる「クローズドループ」のリサイクル素材を採用した製品の数を拡大し続けることで、サーキュラーエコノミー(循環型経済)への移行を継続しました。その結果、300近く(298)の製品に関して、使用済みのIT・電子機器からリサイクルされたプラスチック素材の使用を報告しました。一例として、「CES 2023」で発表された「ThinkPad X1」ノートPCには、バッテリー筐体に最大97%のポストコンシューマー再生資源(PCC)プラスチックが、スピーカー筐体とACアダプターには最大95%のPCCプラスチックが採用されています(注3)。
レノボ従業員の男女共同参画(ジェンダー・インクルージョン)は業界トップ(注4)であり、全従業員に占める女性の割合は37%、技術職に占める女性の割合は29%です。女性役員の割合については、2025年までに27%を目指しており(現在は21%)、ブルームバーグ男女平等指数では4度選定されるなど、レノボの女性登用の取り組みは評価されています(注5)。レノボのダイバーシティ&インクルージョンの価値観は、世界各国のオフィスと地域で、従業員主導の13のリソースグループを通じて実践されています。これらのグループは、各拠点のダイバーシティ区分の独自ニーズに基づきカスタマイズされており、早期キャリア人材(Rising Employees At Lenovo)から、職場での父母支援グループ、過小評価グループの人々のキャリア育成など、今日の人材に応じて特定のグループが設定されています。レノボのワークフォース・インクルージョン・イニシアチブは、Forbes誌(注6)、障がい者インクルージョン指数(注7)、ヒューマン・ライツ・キャンペーン財団(HRC)の企業平等指数(注8)でも評価されています。

2022-2023年度、Lenovo Foundationが主導するレノボの世界的な慈善活動は前年度から増加し、世界中のコミュニティに対する慈善活動の影響(資金、製品、ボランティアの算定時間の拠出)は3,000万米ドルを上回っています。STEM教育分野における戦略的パートナーシップ(注9)や「TransforMe Skilling Grant Round」(注10)などの各種プログラム、従業員のボランティアイベント「Love on Month of Service」(注11)を通じ、Lenovo Foundationはこれまで、過小評価グループの人々に対するテクノロジーやSTEM教育へのアクセス提供に取り組んできました。

レノボはバリューチェーン全体のコラボレーションが持続可能な影響を及ぼすと考えていることから、自社の下流エコシステムを支援・強化する持続可能性コミュニティ「Lenovo 360 Circle」を創設しました(注12)。人材、プログラム、ツールを統合することで、Lenovo 360 Circleは、レノボの持続可能性戦略の可能性をチャネルパートナー向けにも最大化します。このコミュニティにより、パートナーは、ESGの目標で足並みを揃え、障壁を排除しつつ、持続可能性の問題に一致団結で取り組むことで、IT業界の脱炭素化を促進できます。

温室効果ガス排出量の実質ゼロ化に向けた取り組みを継続し、よりインクルーシブな職場とコミュニティを目指す中、レノボは最高基準の倫理とコンプライアンスを確立することで、グローバル・オペレーションのガバナンスに取り組んでいます。レノボのグローバル・サプライチェーンは、2023年の「ガートナー・サプライチェーン・トップ25」で順位を上げ、8位に選出されました(注13)。さらに、レノボのESGプログラムは、CDP(Carbon Disclosure Project)(注14)、MSCI(Morgan Stanley Capital International)(注15)、香港公認会計士協会(注16)に評価されています。

レノボの第17回年次ESGレポートは、2022-2023年度(2022年4月1日から2023年3月31日)の期間が対象となっています。

レノボのESGの世界的・地域的な影響に関する詳細は、インタラクティブ・マップをご覧ください(注17)。


(注1)2022-2023年度ESGレポート
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(注2)レノボ プレスリリース 2023年1月31日「レノボ、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ化へ
PC・スマホ企業として初めてSBTiのネット・ゼロの認定を取得」
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(注3)レノボ プレスリリース 2022年12月20日「ThinkPad X1, ThinkVision, and Lenovo Go Power Hybrid Working」(英語)
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(注4)テクノロジー業界内の社内比較ベンチマークによって決定

(注5)レノボ プレスリリース 2023年1月31日「Lenovo Highlighted in the 2023 Bloomberg Gender-Equality Index for the Fourth Year」(英語)
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(注6)レノボ プレスリリース 2023年5月3日「Lenovo Recognized as Best Employer for Diversity by Forbes」(英語)
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(注7)レノボ プレスリリース 2022年8月17日「Lenovo Ranked as Best Place to Work for Disability Inclusion」(英語)
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(注8)レノボ プレスリリース 2022年1月27日「Lenovo Earns Perfect Score for Fifth Consecutive Year in 2022 Corporate Equality Index」(英語)
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(注9)レノボ プレスリリース 2022年8月18日「レノボ、マイクロン財団やAVPNと共に、100万米ドルのSTEMファンドを通じ、ジェンダー・インクルージョンを推進」
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(注10)レノボ プレスリリース 2023年2月9日「Lenovo Foundation Announces Grantees Delivering Transformational Impact through Skilling」(英語)
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(注11)レノボ プレスリリース 2022年11月30日「Lenovo Volunteers Outperform Giving Trends, Increase Impact and Volunteerism in Love on Month of Service」(英語)
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(注12)レノボ ブログ 2023年4月21日「Q&A: Building a more sustainable future through the channel with Lenovo 360 Circle」(英語)
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(注13)レノボ プレスリリース 2023年6月13日「レノボ、2023年の「ガートナー・サプライチェーン・トップ25」で8位に選出」
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(注14)レノボ プレスリリース 2023年1月4日「Lenovo Recognized as Leader in Climate Change, Water Security, and Supplier Engagement by CDP」(英語)
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(注15)レノボ プレスリリース 2023年5月11日「Lenovo Upgraded to AAA in MSCI ESG Ratings」(英語)
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(注16)レノボ プレスリリース 2022年12月15日「Lenovo Receives Several ESG Awards, Recognizing the Company’s Commitment to Corporate Governance and Sustainability」(英語)
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(注17)ESG Global Impact インタラクティブ・マップ
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<レノボについて>
レノボ(HKSE:992/ADR:LNVGY)は、売上高620億米ドルの世界的なテクノロジー企業であり、Fortune Global 500の171位にランクされています。世界中で7万7000人の従業員を抱え、180市場で毎日数百万人の顧客にサービスを提供しています。レノボは、すべての人にスマートなテクノロジーを提供するというビジョン「Smarter Technology for All」を掲げ、世界最大のPCメーカーとしての成功を収めるだけでなく、サーバー、ストレージ、モバイル、ソリューション、サービスといった「New IT」技術(クライアント、エッジ、クラウド、ネットワーク、インテリジェンス)の発展を促進する新たな成長分野へも進出しています。世界を変革するテクノロジーを提供することで世界中のあらゆる場所のすべての人のためのサステナブルで信頼できるデジタル化社会を創出します。詳しくは、リンク でご覧いただけます。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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