なぜDirectionか--今年も開催の総合セキュリティイベントに注目すべき理由

今年は8月7日の開催となったDirection 2012。総合的な視点からICT環境への脅威と対策を見つめ直し、あるべき姿を考える一大イベントだ。昨今のTCT/IT環境をめぐる急激な変化の到来、例えばスマートデバイスの急速な浸透、深刻化・高度化するサイバー攻撃などの現状に対し、企業はどのように”漠然とした不透明感”と対峙し、あるべき成長戦略を描けばいいのか。そのヒントを得られるのが本イベントだ。
コンテンツは大きく5つのトピックに集約され、組織の情報資産に関するセキュリティマネジメント手法や、モバイル環境におけるセキュリティなど、「今まさに知りたい」情報に現場で触れることができるだろう。

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モバイル・クラウド時代の効果的なリスクマネジメント~多様化する環境に対応し、標的型攻撃に対抗する~

トレンドマイクロ株式会社
代表取締役社長
Eva Chen 氏
標的型攻撃や持続的標的型攻撃など多様化する脅威に対し、今すぐ実行可能な知識や見解を紹介する。またトレンドマイクロの製品やサービスを推進するクラウドベースのセキュリティ基盤「Smart Protection Network」の拡張についても発表される予定だ。ビッグデータの解析技術を活用することで、最新の脅威をこれまで以上に素早く発見し、多元的に広がる脅威を特定して相関分析することが可能になるという。
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AWSにおけるセキュリティとプライバシー

アマゾン データ サービス ジャパン株式会社
代表取締役社長
長崎 忠雄 氏
本セッションでは、アマゾン データ サービス ジャパンの代表取締役社長 長崎氏がAWSセキュリティの裏側を明かす。AWSが安全な環境としての信頼を勝ち取った事例として、アメリカ合衆国財務省から民間企業までの事例を紹介するほか、クラウドにおける『シェアードセキュリティモデル』としてAWSが何を提供し、ユーザー側には何を対応してもらうのか、そのモデルの解説も行なう。
サイバーセキュリティ傾向分析レポート ~グローバル企業のもつ海外Webサイトのセキュリティ管理~

NRIセキュアテクノロジーズ
テクニカルコンサルティング部 / セキュリティコンサルタント
浅野 岳史 氏
企業の海外サイトがサイバー攻撃の対象となり、深刻な情報被害を受ける事例が相次いでいるが、そこにはセキュリティ統制に対する甘さがあるという。実際の調査でも海外拠点で構築されたWebサイトでは、より多くの問題が検出される傾向だという。ここで紹介されるWebサイトセキュリティに関する課題の解説と対策は注目だ。
サイバークライム・バスターズ 2012 ~日本組織を狙ったサイバー攻撃とその対策補強術とは~

ラック
サイバー脅威分析センター センター長
岩井 博樹 氏
サイバー攻撃者の攻撃手口と企業が取るべき対策案、その効果について解説する。マルウェアの検出はおろか、被害にすら気付けない現状に対し、企業はどう対処すべきか。特に事後対策能力について、かつてない向上が強いられつつある現状を伝える。
パネルディスカッション:クラウドエバンジェリスト達が語る「クラウドで実現する新たな未来」
トレンドマイクロ主催「クラウド座談会有志メンバー」
クラウドビジネスの最前線で活躍する各社のスペシャリストが集まり、クラウドが実現する新たなビジネスの可能性を語る。セキュリティを含めたクラウドの運用全般を担当する企業、それを構築するSIerなど、異なる立場から意見が交わされる本討論は、その展開が要注目だ。
トレンドマイクロ主催
「クラウド座談会有志メンバー」
複雑なIT環境における企業のセキュリティ向上-モバイルからクラウド、APT対策まで-

トレンドマイクロ
Chief Product Officer Executive General Manager,
Enterprise Customer Business Unit Steve Quane氏
BYODとコンシュマライゼーションへの移行により、情報マネジメントは総合的なエンドポイントセキュリティマネジメントについて検討しなければなりません。加えて、企業は24時間365日、APTリスクに直面しています。本セッションでは、これら複雑な状況を効果的にマネジメントするために、どのような対策を講じるべきかお話いたします。
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 掲載内容有効期限:2012年8月7日