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データ増を見据えたDWH選定要件――性能/拡張性/コストの最適な「バランス」とは

DWHシステムのパフォーマンス改善のために「SAP Sybase IQ」を導入

 ガシー・レンカーは、1988年に米国で設立されたダイレクトマーケティング企業だ。同社の名前を知らない方でも、同社が扱うニキビケア化粧品「プロアクティブ」やミネラルファンデーション「シアーカバー」などの広告は、きっとどこかで目にしたことがあるだろう。商品の販売チャネルは通信販売のみ、しかも限られた数のブランドと商品のみを扱うというユニークなビジネスモデルながら、米国や日本のみならず、今や世界中で最も成功したダイレクトマーケティング企業として広く知られている。

 そんな同社の日本法人として2001年に設立されたのが、ガシー・レンカー・ジャパンだ。ガシー・レンカーとしてはほぼ初となる海外支社、しかもビジネスボリュームが見込める日本市場を担う支社ということもあり、他の海外支社とは異なり設立当初から米国とは独立した独自のITシステムを構築・運用してきた。その中でも特に中心的な位置を占めてきたのが、DWH(データウェアハウス)システムだった。ガシー・レンカー・ジャパン システム部 シニアマネージャーの董 丞培(トン スンベ)氏は、同社のビジネスにおけるDWHの重要性について次のように述べる。

ガシー・レンカー・ジャパン システム部 シニアマネージャー 董 丞培(トン スンベ)氏
ガシー・レンカー・ジャパン
システム部 シニアマネージャー
董 丞培(トン スンベ)氏

 「ダイレクトマーケティングで成功するには、宣伝広告の効果を定量的に分析・評価し、その結果をより効果的なプロモーション施策に確実につなげていけるPDCAサイクルの確立と運用が重要。そしてそのためには、広告効果に関連するあらゆる情報を大量に収集し、詳細に分析できるDWHやBI(ビジネス・インテリジェンス)の仕組みが不可欠だ」

 しかし数年ほど前から、同社はこのDWHシステムの運用に課題を抱えていたという。ビジネスの拡大に伴い、管理するデータ量が急激に増えた結果、パフォーマンスの劣化が顕著になってきたのだ。

 「BIツールによるレポート作成やデータ分析にかかる時間が、明らかに遅くなっていた。中には、データ抽出に1、2時間もかかるようなこともあった。こうした状況を改善しようと、問題の切り分けを行ったところ、DWHエンジンのパフォーマンスがボトルネックになっていることが判明した。そこで早速、DWHエンジンの刷新プロジェクトを立ち上げた」

 董氏らは、当時市場で出回っていたあらゆるデータベースソフトウェア製品やアプライアンス製品の情報を集め、詳細に比較検討を行った。その結果、同社が新たなDWHエンジンとして採用を決めたのが、「SAP Sybase IQ」だったのだ。

次ページ以降では、以下の詳細を解説します。
・製品選定でガシー・レンカーの重視した「3つ」の要件とは
・導入後の劇的な変化とは--長時間を要したクエリが10秒ほどで完了した例も

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