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あなたの悩みをサーバ活用で解決--調査で判明、中小企業のサーバ活用の勘所

ノークリサーチのレポートによると、中小企業の多くが今後重点的な投資を行うIT関連項目としてPCハードウェアとサーバハードウェアを挙げているが、同時にサーバ管理に課題も抱えているようだ。耐用年数の超過や保守期限切れ、障害対応といった問題を感じながらも、入れ替えにともなうサーバ導入や保守に関するコストにも問題を感じている。  そこで今回は、2つの中小企業が抱える悩みをサーバの活用で解決したストーリーを紹介しよう。自社の課題に合わせて新サーバ導入や仮想化に取り組むことでセキュリティ、運用負荷軽減といったメリットを享受している。

初めてのサーバ導入で業務の課題を一挙解決!

 まずは小規模な事業所におけるサーバ導入のケースだ。

 A社は従業員数30名程度で、1人1台PCを導入し、全員が毎日業務に利用しているが、サーバは導入していなかった。部署ごとに共用PCを用意して、ファイルの共有やプリント作業用に利用しているという状態だった。

 近年は取引先との資料や書類のやりとりもデータ化されていることが多く、もっとスムーズに情報共有を行いたいという要望が現場から出ていた。しかしPC同士をワークグループで接続するだけではセキュリティに問題が出る。また、プリント業務が多い時期は順番待ち状態になることもあり、業務の効率化が課題となっていた。

 そこでA社では、課題解決の方法としてサーバの導入を検討。もともとA社はサーバに対して、設置場所がなく、また消費電力も大きく扱いが難しいものというイメージを持っていたが、タワー型の1WAYサーバならばPCを置くのとあまり変わらないこと、安価で消費電力の少ないモデルも存在することを知って導入を決意した。

 導入したサーバはプリントサーバとファイルサーバとして活用。プリントサーバを介することで多くの人がプリントしたい時にも、プリントの指示さえしておけばスムーズに順次出力されるようになる。従来から利用しているプリンタはそのままに、快適さは大きく向上する。ファイルサーバの環境が整ったことで情報共有がスムーズになったのはもちろん、アクセスコントロールを行ったことでセキュリティも強化された。これまでは共有しづらかった機密データも扱いやすくなり、期待以上の効果が得られている。

散在するサーバを仮想化で集約!管理負荷も大幅に軽減

 次は仮想化によるサーバ集約だ。

 全国に顧客を抱えるB社は、早くからPCサーバを導入して活用していた。複数の事業所があり、事業所ごとにサーバを設置しているが、その管理を行う担当者は1名のみという状態。システムが古くなってきたこともあり故障やトラブルも多くなって来て、管理負荷はかなり高くなってきていた。事業所によってはトラブル時の対応にかなり時間がかかることもあった。メンテナンスで業務を停止することになればビジネス機会の損失にもなりかねないし、取引先への影響もはかりしれない。

 しかし、全てのサーバをリプレースするにはコストがかかりすぎる。そこでB社が選択したのが、仮想化によるサーバ集約だ。仮想化への取り組みは初めてだったが、情報収集をすすめるうち、中小企業でも十分にメリットが得られ、管理負荷の大幅低減は可能であると導入を決断。新規に購入したサーバへの業務システム集約と、既存の物理サーバを有効活用したファイルサーバ集約に取り組むことにした。

 仮想化によるサーバ集約が実現できれば、動かすシステム数は同じまま管理対象となる物理サーバの数を減らすことができる。複数サーバを一元管理できる運用管理ソフトウェアを使えば、さらに効率的な管理も可能だ。ファイルサーバも仮想化にあたって整備しなおしたことで、トラブルが激減した。あわせて既存のサーバ資産を活用してバックアップを作ることもできた。

 サーバ仮想化というと大規模な事例が多く紹介されているが、ノークリサーチの調査では実際は中小企業こそ上手に活用するべきだという結果が出ている。多くの中小企業がどのようなIT管理体制を持ち、何を重要と考えているのか、仮想化がなぜ有効なのかを簡潔にまとめたホワイトペーパーを、ぜひ役立てて欲しい。

提供:富士通株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2013年10月31日