製品情報

Advanced W-ZERO3[es]

ウィルコム

Advanced W-ZERO3[es]

【主なスペック】
【発売日】
2007年07月
【メーカーサイト】
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ユーザーレビュー

2007年07月28日 21時33分
7/19発売のAdvanced W-ZERO3[es]について印象を書きたいと思います。

★デザイン・形状について★
通常の[es]に比べて、かなりスリムになりました。比べてみると、明らかに[es]が野暮ったく見えます。人前で使っても「何それ?珍しい携帯だね」みたいなことは言われなくなりました^^;
カラーバリエーションは今のところありませんが、万人受けするデザインに仕上がってると思います。

★インターフェイス★
主な入力方法は3つ。通常の携帯のようなテンキー入力、qwertyキー入力、そしてスタイラスからの入力です。[es]に比べてqwertyキーが一段減り、数字入力などはFnキーと同時押しをしなくてはいけませんが、それほど不自由な感じではありません。
テンキーの上にXcrawlと呼ばれているリングがあります。これに軽く力を入れて円状になぞるって項目を選択、中央のボタンで決定、という使い方が主になるかと思いますが、私にはまだ慣れず、あまり活用できていません。
スタイラスが本体に収納できなくなったのは意外と痛いです。いざという時に爪タップしかないのでは不便なので、ストラップに取り付けるのが無難でしょうが、ペン型のスタイラスがストラップについていると少し鬱陶しいですね^^; ですが、小さいものは長文メールなど打つ気にならないので、ガマンして初代で使っていたメタルのスタイラスを改造してストラップにしました。

★コネクタ★
一番ショックなのは、充電用のコネクタの形状が変わったことでしょうか。今までのものは汎用型で、PSPの充電器等使えましたが、Ad[es]のものは特殊な形のため、今までの外部電池や充電器は使えません。また、電源端子のカバーを開けて接続するのが面倒なので、やはりクレードル同梱にしてほしかったですね。

★液晶★
3インチワイド液晶で800*480の解像度があります。初代に比べるとかなりサイズダウンした感じですが、解像度は上がってるので、情報量的には十分な表示ができます。同じSharp社のAquosケータイと同じ液晶を使っているらしいです。画面はキレイですが、文字を小さくするとさすがに読みづらいですね。
Aquosケータイのように、縦位置の場合も液晶を横にするギミックを付けると構造的にはきついのでしょうね。
個人的には、前面にキーボードと電話をかけるのに必要な程度の液晶、スライドさせると大画面の液晶が出てくるような、逆の発想もありかなと思います。

★WindowsMobile6★
他社に先駆けてWM6を搭載しました。WM5と大きな違いはなく、WM5のユーザーでしたから違和感なく使っていけると思います。どちらかと言えばWM5の不便な点を補完して完成度を高めた、という印象です。ハードの問題かも知れませんが、WM5に比べると安定してる気がします。

★内蔵アプリ★
私は今まで初代ユーザーでしたから、ATOKや辞書が入ってることが嬉しいです。他にも、(私にはあまり必要ではありませんが)名刺リーダなども嬉しい方は多いのではないかと思います。QRコード対応しましたが、あれって多くは携帯専用サイトへのリンクなので、ウィルコムの電話でどこまで実用度があるのか不明。
W-Infoという機能は意外と面白いですね。ニュースや占い、天気などを自動的に配信してくれます。特に、結構シビアな内容が書かれている占いは、毎日見るのが楽しみです。コンテンツがもっと充実するといいですね。

★カメラ★
130万画素で、最近の主流からは画素数で物足りなさを感じますが、初代や[es]に比べて、感度や発色など性能が上がりました。初代のように、あまりにもヒドイものではなく、ちょっとしたスナップでしたら十分使えます。マクロ切り替えボタンも操作しやすく、使い勝手は良好です。

★通話・着信★
着メロはWaveかMidi対応で、MP3は指定できません。(利用する方法はありますが)
プリセットされている着メロはもう少しセンスのいいものが欲しいですね。「故郷の空」は映画SWING GIRLSのようなアレンジで割と気に入りました。
MIDIは少ししか試してませんが、鳴らせないMIDIファイルもあるようです。
通話に関しては、音量も大きくなり、まったく支障はありません。
やはりPHSならではの音質の良さは魅力があります。

★メール、アドレス帳★
W-ZEROメールを利用していますが、初代からの移行ということもあり、使い勝手は悪くありません。フォルダを作り自動振り分けできるのがありがたいです。ただ、振り分け該当のメールが届いた時に、未読メールをチェックしたら、そのフォルダが直接開くようにしてほしいです。
アドレス帳はあまり使い勝手がよくないので、私はQDzというソフトを入れています。

★インターネット★
回線速度が(他社の携帯に比べて)遅いことを除けば、かなりPCのブラウザに近いところまできていると思います。YouTubeなども十分見れます。FLASHのバージョンが上がったのは大きいと思います。

★無線LAN 赤外線通信★
BlueToothはありませんが、[es]になかった無線LANや赤外線通信が内蔵されたのはありがたいです。私はBTはあまり必要ではないので気になりません。

★その他★
GPSやワンセグは搭載されるかと思いましたが、別売りになりました。追加料金がかかるのはしかたないとしても、取り付けると大きくなってしまうのが不便です。現在のところ、あまり周辺機器は充実していませんので、今後に期待です。
外部メモリはMiniSDからMicroSDに変更されました。今は楽天などで安価なMicroSDが売られています。私は2GBのものを3000円程度で購入しましたが、問題なく利用できています。
本体メモリは、初代では常に80%とか使用中になっていましたが、本体メモリの増加によって、非常に快適になりました。

★購入・支払い★
W-VALUE SELECTというプランは、10ヶ月(現在は6ヶ月)以上の契約をしているユーザー限定ですが、本体月賦(月2260円 2年払い)にして、毎月の使用料から最大1050円値引きされるというシステムが嬉しいです。実質1210円アップで最新機種に乗り換えるという感じですね。2年間は機種変しないつもりならば、このプランは大変お得です。故障修理のサポートも付きます。
ウィルコムストアのオンライン販売で購入しましたが、Air発番という機能により、新しい機種の電源を入れるだけで、一瞬にして機種変完了、メールの設定もしてくれました。

★追加したアプリ★
WindowsMobile用の市販ソフトはそれほど多くありません。フリーウェアやシェアウェアは結構ありますね。自分の好みや必要性に合わせて欲しい機能を組み込んでいけるのが、通常の携帯にはない魅力です。
私はMapple Super Digital8が気に入ってます。書店版やDL版なら安価ですし、ウィルコムの位置検索により、簡易ナビになります。
他には、使い勝手を向上させるフリーウェアは色々と入れてみました。ウィルス対策ソフトについては、PCほど必須ではありませんが、不安であれば入れた方がいいのでしょうね。私はまだ検討中です。

☆総評☆
デザインや機能が洗練されて、[es]が順当に進化したという感じです。奇抜な変更はありませんが、人前で電話をかけやすくなったというのは自分にとっては大きなポイントです^^; 初代など耳にあててると、「オタク扱い」されることもあり、ついこそこそとしてしまいましたが、Ad[es]はそういうことはありません。
初めてスマートフォンを使う人はそれなりに手こずるかも知れませんが、自分の好みに合わせて育てていける、自分だけのカスタマイズができる点が通常の携帯にはない魅力です。
W-VALUE SELECTの2年縛りという点については、2年経たないうちに他社からより魅力的な機種や料金プランが出てくる可能性はありますので、どのように対抗してくれるか、ウィルコムに期待したいところです。
耐久性などはまだわかりませんが、Ad[es]はとても気に入っており、当分可愛がっていけそうです。

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