製品情報

E2c

SHURE

E2c

【主なスペック】
【発売日】
2003年06月
【メーカーサイト】
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ユーザーレビュー

2006年05月30日 02時02分
まずデザインだが、この大きさに大口径のダイアフラムを入れようとしているのか、かなり不恰好とも入える大きさ。
蜂のようなデザイン。こういう無骨なのは結構好きだったりする。

3種類のシリコンゴムのイアーチップ、3種類のウレタンのイアーチップと、どんな人にもフィットするように、多数のイアーチップが付属するのは嬉しい配慮だ。

装着感は、シリコンゴムのイアーチップは、私には硬すぎで合わず、ウレタンのイアーチップを使用している。
タッチノイズは、一旦耳にコードをかける、という装着方法からか、Etymotic のER-4や、ほかのカナル型のヘッドフォンに比べると低く、長時間の装着や、歩行時でも違和感がない。
ただし、E2cのこの装着法、慣れがいるので、2,3日は、正しく装着
できなくて、低音のない酷い音を聴くかもしれない。

遮音特性は、ER-4には適わないが、町の雑踏が静かな住宅地ぐらいになる感じ。完全に一人に浸りたい時は、ER-4、少し周りの音が欲しいなと思うときは、E2cといった感じか。

音質に関しては、他のレビューを見ても、いろいろ評価が分かれると思うが、私は、値段に関係なく、この音楽性はなかなか得られないものだと感じる。

全ての楽器が開放的に、音楽的に鳴る。特にヴォーカル、ベースが素晴らしい。もちろん、左脳的に聴けば、「Hi-Fiでは無い」部分は多いし、癖もある。しかし、音楽を楽しむのは左脳ではないのだ。

バランスは、かなり低域寄りではあるが、ポータブルオーディオプレーヤーの少し高域がしゃくれた感じをうまくごまかしてくれる。

ヘッドフォンを聴きなれた人だと、高域が圧倒的に足りないと感じるかもしれないが、スピーカー、特にスタジオのラージモニターや、ステージモニターを聴き慣れた人だと、
「多少高域が足りないけどバランスが良い程度」と思うだろう。

ただし、これは、耳垢防止用のフィルターのようなものを使用しない場合のみに得られる。耳垢防止用フィルターを入れてしまうと、高域が落ちすぎて、またクオリティーも悲しいぐらいに落ちてしまう。

耳垢は、ヘッドフォンで落とすのではなく、綿棒で落とせば良いのだ。

買ったけど、どうしても、高音が足りないという人にウラ技を一つ。
ヘッドフォンの入り口の穴をヤスリで、少し広げると、高音の解像度が良くなる。やりすぎないように注意すること。やりすぎても元には戻れない。

外出時は、iPod Shuffle と E2cの組み合わせでいつも音楽を楽しんでいる。私は、この組み合わせは、「音楽的ベストサウンド」と密かに確信している。

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