2006年02月16日 01時57分
・デザイン
PCIボードにデザインも何もあったものではないと思いますが・・・
LowProfile用ブラケットも付属しているので、だいたいのPCには取り付けられると思います
・コストパフォーマンス
ダントツでいいでしょう。
1000円前後で購入できるGbEボードの中ではかなり性能がいいです。
さすがにIntel Pro/1000などには劣りますが、廉価帯の製品としてはいいと思います。
・使いやすさ
これもなかなかいいです。
セットアップに用意されているプログラムを起動すると、自動でチップ種類とOSを読み出してインストールしてくれます。
あと、新バージョンのドライバが出るとWindows Updateから更新できるのも強いです。
また、Linux用のドライバも用意されているので、Linux環境にも利用できます。
ただ、設定面では、他社のボードのような設定ソフトはなく、さらにデフォルトではJumboFrameが無効になっているなど、少し不親切に感じました。
低消費電力化に取り組むVIAらしく、チップの発熱はかなり少ないです。PCの環境にはやさしいと言えるでしょう。
・機能性
あまり凝った機能はついていません。
JumboFrameに対応してるだけで、この価格帯としては十分じゃないかと思います。
あと、GbE転送時のCPU使用率もあまり高くないです。
200Mbps程度で通信したときのCPU使用率は20%弱でした。
・信頼性
やはり玄人志向の製品なので、コンデンサやトランスフォーマーが安物です。
高価格帯のNICにはチップコンデンサが多用されていることと比べると、信頼性には欠けるでしょう。
ただ、チップの発熱量が少ないので周りのコンデンサに悪影響を与えることはあまりないと思います。
今サーバーのNICとして利用していますが、4ヶ月ほど動作させて障害などは出ていません。
簡単に動作させることができ、安定しているNICとして、1枚は持っておいて損はないと思います