2005年04月25日 21時08分
発売されたばかりのAdobe Acrobat 7.0 Elementsを使用してみました。
さすが本家、安定して動作します。既存PDFの編集機能や入力フォーム作成などは出来ませんが、フォントの埋め込み設定や画像解像度指定が可能なので、高度な要求に応えてくれます。「PDF変換ツールは欲しいが、サードパーティ製の変換ソフトの信頼性や自由度はどうだろう」と考えていた方も安心して使用できます。
Adobe Rreader 7も同時にインストールされます。
【購入動機】
ドキュメント配布用としてAcrobatの必要性は感じていたが、本家のAcrobatを個人で買うには価格がネックになりちょっと敷居が高い。各種市販されているサードパーティ製PDF変換ソフトのうち、ソースネクストの「いきなりPDF Pro.」を購入・テストしてみたが、通常のワープロ文書なら問題ないものの、一番やりたかったドローソフトで面付けしたデータをPDFに出力変換すると、オブジェクトの輪郭がガタガタになったりして使用に耐えなかった。サードパーティ製PDF変換ソフトへのそんな「不信感」もあり購入を躊躇していたところにAcrobat Elementsの発売を知って即購入。
【総合評価】
現時点では、100点中100点。考えていたことはすべて出来る。上記ドローソフトからの面付けデータを変換してみたが、きちんとPDFにできた。テキスト選択ツールなども期待通りの動作をしたし、A0/B0など大判出力にも対応している。
Elementsにない機能の入力フォーム作成は、通常のドキュメント配布などではまず使わない機能だ。既存PDFの分割挿入は対応して欲しかったが、そこまでやるとスタンダード版の存在価値が危うくなってしまうのでやむを得ない。「機能性」の★が4つなのはスタンダード版に一歩譲った栄誉賞と言ったところ。
【+いいところ/−わるいところ/△その他】
+ドローソフトの印刷プレビューで組んだ、一枚の用紙に複数面付けしたドキュメントを、きちんと変換できた。
+ジョブオプションが設定・編集できる。
+ジョブオプション設定の中で画像解像度やフォント埋め込みなどグラフィック製作・出力で必要な設定がきちんとある。
+5000円前後で購入可能。
以上