製品情報

Rio Japan

RioVolt SP250

【主なスペック】
【発売日】
2001年09月
【メーカーサイト】
LINK

ユーザーレビュー

2001年11月14日 00時00分
忙しくてMM-300(TOSHIBA)のスマートメディアを書き換えずに毎日同じ曲を聴く羽目になっていたときにこれを見かけて衝動買いしました。以下メモリー系のMP3プレーヤーと比較しながら書いていきます。

・大きさ
重さは電池込みで約300gあり、厚さもかなりあります(27mm)。荷物が多い日には鞄に入れるのを躊躇することもあります。当然、メモリー系ではできた「胸ポケットから耳までのケーブルしかない環境」は無理です。リモコンがあるので操作には困りませんが、一度ケーブルなしを経験した身には、やっぱりケーブルが邪魔です。しかもこのリモコンまでのケーブルはかなり太いです。

・起動
MP3が150曲ほど入ったCDを入れて電源を入れると演奏開始まで30秒ほどかかります。これは長いです。ちょっと切りたいときには一時停止にするしかないです。
MP3では最長8分の音跳び防止ということで音跳びはほとんどありません。曲間の切れ目は先読みしているため普通はありません。先読みが間に合わない場合(skipした時など)は5秒ほど待たされます。
レジュームを搭載していて曲の途中で電源を切ったときには次回そこから再生します。最低でも過去5枚分はレジューム情報を保持しています。

・表示
本体には4行、リモコンには2行(×全角8文字)分の液晶(バックライトあり)がついています。演奏中には本体の1行目に「トラック番号、経過時間、再生モード、電池残量」、2行目に「フォルダ名」、3行目は「タイトル、アーティスト名(ID3TAGがある場合、ない場合はファイル名。漢字対応、スクロールあり)」、4行目は「ファイル種別、サンプリングレート、ビットレート、LR別の音量メーター」です。リモコンには1,3行目が表示されます。4行目の内容は音量調節時に表示されます。

・操作
リモコンには再生、停止ボタンと2つのジョグダイヤルがついています。これらを使ってリモコンでほぼすべての操作ができるようになっており、CD交換以外で本体を触る必要はないです。操作性は満足しています。ただリモコンがもう少し小さければ…、MDプレーヤーのリモコンと比べるとあまりにもごつい。

普通のCDプレーヤーと異なる点は、NAVIモードがあり、Windowsのエクスプローラーの右側のような画面でファイルを選択できます。CDを焼く時に適切にフォルダに分けておけば任意の曲を簡単に選択することができます。
1曲・フォルダ内・全曲それぞれにリピート・ランダム、イントロの7種類の再生モードがあります。m3uファイルをルートに焼いておけばプログラム再生もできます。

・充電
遅いです。フル充電には7時間かかります。電源をつないで再生させながら充電することはできません。充電器があった方が快適だと思います。余談ですが、なぜか電池再生中に電源をつなぐと機械が完全にストップします。再生時間は15時間らしい(切れるまで使ったことないです)。電池残量表示は増えたり減ったりであてになりません。

・設定
かなり細かい所まで設定が可能です。使う再生モードの選択(必要なモード以外は選べなくなる)やタグ情報を使用するかどうか、エフェクトのコーナー周波数や曲名のスクロール速度まで設定可能です。

・FMチューナー
オートスキャンもプリセットもできるので普通のラジオと同じ感覚で使えます。ただ、CDからFMへ切り替えるとCDは停止になるため、CDに戻る時には30秒ほど待たされます。FMはほとんど使わないので気になりませんが。(個人的にはAMの方がよかった)

・その他
ファームフェアのアップデートが可能。(当初MP3タグの「ー」(音引き)が表示されませんでしたが修正されました)
値段のわりに本体・リモコンはプラスチックそのままで高級感がない。2万円以上するんだからもう少し考えてほしい。

・結論
メモリープレーヤーと比べると
利点 使い出せば大量の曲が聴けて快適。CDを焼いておけばPCを使わずに一瞬で曲交換が完了。
欠点 (ケーブル、起動に30秒、重いなど)使う上での敷居が高い。

実用上、曲交換は重要だと思います。メモリープレーヤーだと朝、家を出る前に交換というわけにはいかないので…。現状では私は両方を日によって使い分けています。

購入を検討したときのネックは価格でしょう。それさえクリアできれば買いだと思います。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]