このプレーヤーの特徴はなんと言っても「96MBメモリ内蔵」これにつきるでしょう。多くのプレイヤーが、32MBから64MB内蔵という中で、これだけが突出しています。

同一シリーズの中で128MB内蔵モデルもあって、こっちの方が内蔵メモリだけで言うなら負けますけど、そちらはスマートメディアで増設できないため、全体の容量ではDAP96Sが勝ちます。なんせ内蔵96MBに加えてスマートメディアで64MB増設し、トータルで160MBになりますから。

音質も、割といい方です。ノイズもないし、イコライザで調整すれば低温もしっかり聞こえます（標準状態では若干軽い音になってます）。

操作性で不満なのは、ボタンがちょっと押しにくいのと、操作モードがややこしいところ。次の曲へ進めるのと曲の早送りをモード切替ボタンによってモードを切り替えて使うんですが、これがまた使いにくい。長押しすると早送り、とかにしてくれたら良かったんですけど。

あと、前の曲を聴くボタンが純粋に前の曲選択になってしまうため、曲の頭まで戻って聴くのが面倒です。CDプレイヤーと同じ操作感にするのはそんなに難しいこと何でしょうか？

それと、パラレルポートだけしか接続できないのが、残念といえば残念。うちのノートPCではパラレルポートがないのでつなげません。USBも欲しいところです。ただ、パラレルにしては割と転送は早いほうでしょう（USBには負けるけど）。