アフリカと中東のモバイルブロードバンドの加入者数が増加し、2014年には4倍に増加して3790万になるだろうと、米国調査会社ピラミッドリサーチ社は予測している。モバイルブロードバンドプロバイダは、低所得の加入者やネットワーク混雑を引き起こさないプリペイドのみの加入者、デバイスの補助金を利用している加入者などをひきつける価格設定に頭を悩ませている。
ピラミッドリサーチ社の調査レポート「モバイルブロードバンドサービス価格戦略:利用は最大限、ふくそうは最小限(AMEインサイダーズ2-4) - Mobile Broadband Pricing in AME: Strategies to Maximize Use and Minimize Congestion(Africa & Middle East Telecom Insider / Vol. 2, No 4, June Edition)」は、モバイルブロードバンドを提供するプロバイダの、2009-2014年のモバイルブロードバンド市場の拡大に伴うビジネスチャンスとリスクを分析している。調査対象地域の価格設定の共通パターンと、それぞれに大きく異なるオペレータの戦略について議論している。サウジアラビアやナイジェリアの非常に経験豊富なプロバイダが、自国やアフリカ中東地域で提供するパッケージ価格のケーススタディについて詳述している。
アフリカ中東地域のモバイルブロードバンドユーザー数はまだ非常に少ないが、最も急成長している分野であり、収益は2014年に64億ドル、加入者数は2009-2014年に4倍以上となり、890万から3790万に増加するだろうと、ピラミッドリサーチ社のシニアアナリストでこの調査レポートの著者であるDearbhla McHenry氏は語る。
アフリカ中東地域のオペレータが、今後のデータ収益を主な促進要因として、モバイルブロードバンドから大きな収益をあげるためには、解決するべき2つの重要な課題がある。「まず第一に、モデムやPCの補助金である。ブロードバンドデバイスは高額なため、アフリカ中東地域の実現可能市場をかなり限定的なものとするだろう。二番目はネットワークの混雑である」とMcHenry氏は語る。
基本的なブロードバンド料金のパターンが出来つつあるものの、非常に低額の利用者に最適な料金設定はまだ発展途上である。「基本的なブロードバンド接続パッケージ価格は、それぞれの市場のARPSの100-170%程度をカバーしているが、低い利用レベルのブロードバンドユーザーからどのように収益をあげるかについてはおおいに議論の余地がある。アフリカ中東地域のオペレータは、デバイスの補助金に頼らないプリペイドに適した料金や価格設定を見つけ出し、過度のネットワーク混雑を引き起こさないように、幅広い利用者にとって利用しやすいモバイルブロードバンドを作り上げなければならない」とMcHenry氏は語る。
この調査レポートは、ピラミッドリサーチ社の「テレコムインサイダーズ(Telecom Insiders)」のアフリカと中東市場シリーズの1冊である。
【調査レポート】
モバイルブロードバンドサービス価格戦略:利用は最大限、ふくそうは最小限(AMEインサイダーズ2-4)
Mobile Broadband Pricing in AME: Strategies to Maximize Use and Minimize Congestion
Africa & Middle East Telecom Insider / Vol. 2, No 4, June Edition
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