Unicage奨学金の第1期奨学生が決定!DX人財の育成を大きく推進します!

 独立行政法人国立高等専門学校機構(所在地:東京都八王子市、以下、高専機構)は、「Unicage奨学金」の第1期奨学生を2023年12月6日に決定しました。本奨学金は、「高専生に社会でも通用するIT技能・技術を習得してもらいたい」という理念の下、有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所(所在地:東京都港区、以下、USP研究所)より無償で提供を受けた講座で実践的なIT技術を学び、検定試験に合格した学生に授与されるものです。本講座は、USP研究所が社会人エンジニア向けに提供しているものと同じ内容で、検定試験は、社会人向けには含まれないアプリケーション開発まで問われる挑戦的なものです。今回、16名もの高専生が合格し、奨学生に選ばれました。本奨学金の決定にあわせ、USP研究所の主催で、奨学生を対象とした検定試験合格証授与式が開催され、その栄誉を称えました。

◆Unicage奨学金の概要について

 高専機構は、国立高専生を対象に、USP研究所からの寄附を原資として、ITの知識・技能を学びながら、奨学金の獲得が狙える「Unicage奨学金」制度を令和5年度よりスタートしました。
 本制度の創設にあたっては、「高専生に社会でも通用するIT技能・技術を習得してもらいたい」という理念の下、USP研究所よりLinux/Webの開発技法の一種である「Unicage開発手法」に関する講座・教材の提供を無償で提供を受けました。この講座の受講後、修得度をはかる検定試験へ合格した高専生は、2年間、年額24万円(高専専攻科は年額36万円)もの奨学金を受け取ることができます。
 今年度は、最終的に16名が合格し、第1期奨学生に選ばれました。
 第2期奨学生の募集のための講座の申込は、2024年2月に開始予定です。詳細は各国立高専のHPなどを通じてお知らせしますので、奮ってご応募ください。

◎Unicage開発手法について
 ユニケージは、UNIXオペレーティングシステムの基本的なアーキテクチャ、開発思想をベースにした企業システムを構築するデータ駆動型エンタープライズアーキテクチャとその開発手法を統合したフレームワークです。このアーキテクチャは、ビジネス・業務の設計、データ、アプリケーション、および技術アーキテクチャの4つの部分から構成されています。ユニケージアーキテクチャ開発手法は、これらのアーキテクチャを実現するための手法です。この手法は、アジャイル開発手法、TPS(トヨタ生産方式)、リーン開発手法の特徴を融合したものであり、柔軟性、生産性、品質の向上を実現します。これまで20年間に渡って多くの業種業界の企業に採用されているものです。


◆IT基礎力試験検定合格証書授与式

 2023年12月9日、USP研究所の主催で、第1期奨学生を対象とした検定試験合格証授与式が開催され、13名の奨学生が出席しました。
 式典に先立ち、昼食会が開かれ、奨学生とUSP研究所社員が、検定試験合格の学習方法や将来のキャリアについて語り合い、親睦を深めました。
 合格証授与式では、USP研究所の當仲社長より、奨学生一人一人に対して、合格証が授与されました。
 その後、USP研究所モンゴル支社長のシルネン・ブヤンジャンガル氏(佐世保高専卒・新モンゴル高専初代校長)より、講演があり、IT業界の動向や展望について学びました。

◎合格証授与にあたって―奨学生のコメント―
・これまでPythonなどリッチな言語しか触ってこなかったんですが、今回初めてシェルスクリプト、コマンドラインを触ってみて、違いというものに困惑して、驚愕しました。ですが、非常にわかりやすい資料をまとめてくださっていたので、それをやって行くことで、着実に力となって、今回合格することができて、非常にうれしく思います。これからも今回学んだことを活かして、一歩ずつ成長出来たらなと思います。

・学校とか授業だとCGIをC言語で書いてるんですが、C言語以外で書いてみて、あまり慣れない作業で、大変な思いをしました。
 結果が目に見える形で、出てからすごい自分的には嬉しくて、またこの経験を活かして勉強に励んでいけたらと思います。


[資料: リンク ]
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◆第1期奨学生決定にあたっての各代表のコメント

・国立高専機構谷口理事長
 今般、USP研究所が運営する「IT基礎力講座」を受講した16名の優秀な学生が「IT基礎力検定試験」に合格し、「Unicage奨学金」奨学生の第1期生に選ばれたこと、心より嬉しく思います。

 この奨学金制度の創設にあたり、USP研究所から、日本のDXを推進し、社会実装の成果のみならず、学術的にも体系化されたUnicage開発手法を取得するための学習環境を無償でご提供いただきました。多くの学生がこのご支援を受けながら、ITの知識と技術の修得にチャレンジし、その中から特に第1期奨学生の皆さんは優れた成績を収められました。これは学生の皆様の真摯な学びと向上心が形となったものであり、社会においてもこの経験が大いに活かされていくことと確信しています。

 国立高専は、これからも、学生一人ひとりが、また、互いに協調しあいながら様々なことに挑戦し続け、社会の人財(社会のお医者さん:ソーシャルドクター)として大きく成長するためのサポートを惜しみません。あらゆる分野や場面のDXを飛躍的に推進できるエンジニアの育成もその一つで、学生の皆様が持つ可能性を最大限に引き出していくことは、私たちの重要な使命と考えています。

 奨学生の皆さんの今後のさらなる成長とご活躍を大いに期待しています。


・USP研究所當仲社長
 この度、IT基礎力講座の検定試験に合格された16名の皆様に、心よりお祝い申し上げます。
 皆様が受験した今回の試験は、実システムに近い内容にもかかわらず、優秀な成績で合格されました。
 その努力と実力を、心より称賛し今後の発展を期待いたします。

 現在の日本のIT教育は、目先の業務をこなすための技能に偏重したり、技術進歩に合わせた流行の影響で部分的専門分野へ特化したりする課題を抱えているように思えます。

 USP研究所は、このような傾向の中で、次の時代を担う若い世代に、基礎的な知識をしっかり身につけてもらい、情報システム構築におけるフルスタックな技術を習得してもらい、世界で活躍できる人材を創出することを目指しています。

 そのためにも、このような活動や支援の拡大、そして、継続を図ってまいる決意です。皆様の今後のご活躍を、心より応援しております。


◆独立行政法人国立高等専門学校機構について

 独立行政法人国立高等専門学校機構は、国立高等専門学校(高専)を設置・運営するため、独立行政法人通則法及び独立行政法人国立高等専門学校機構法に基づき、平成16年に設立されました。
 国立高等専門学校機構では、全国に51の国立高専を設置し、積極的なアクティブラーニングの展開、グローバル化を先端的に進める新たな高専づくり、スケールメリットを最大限に活かした研究活動の推進などにより、地域と世界が抱える諸課題に果敢に立ち向かう、深い科学的思考に根差した実践的人材を養成しています。


◆高等専門学校について

 高専は中学校卒業後、社会へはばたく「技術者(エンジニア)」となるために必要な教養・技術を学ぶ5年制の高等教育機関です。日本特有のもののため、国際的にも「KOSEN」として認知されています。


◆有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所について

 USP研究所は2005年設立以来、地球、人間社会を支える多種多様なお客様の情報システムを、独自のエンタープライズ・アーキテクチャ開発手法である「ユニケージ」を用いて構築しています。『自律と協働』の理想を実現し、情報システム構築技術だけでなく、企業や社会、人間の活動において深い造詣と思いやりを持ち、世の中の進化に貢献するソーシャル・ドクターを目指しています。


【各組織概要】

組織名:独立行政法人国立高等専門学校機構
所在地:東京都八王子市東浅川町701-2
理事長名:谷口功
設立:平成16年4月1日
URL:リンク
事業内容:国立高等専門学校(高専)の設置・運営

組織名:有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所
代表者:代表取締役社長・開発者 當仲寛哲
本 社:東京都港区西新橋3丁目3番3号 ペリカンビル3階
設 立:平成17年4月20日   
URL:リンク
事業内容:ユニケージ開発手法関連事業、出版事業


◆本リリースに関するお問い合わせ先

Unicage奨学金に関してのお問い合わせ
独立行政法人国立高等専門学校機構
本部事務局学務課学務係 
TEL:042-662-3141
e-mail:gakumu@kosen-k.go,jp

Unicage開発手法IT基礎力検定に関してのお問い合わせ
株式会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所
e-mail: koho@usp-lab.com

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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