科学雑誌『ネイチャー』、 宇宙探査への一般市民の参加を評価

ユニステラ社のスマート天体望遠鏡のアマチュアユーザーからなるコミュニティが、昨年秋に行われたNASAのDARTミッションに貢献したことが、本日3月1日付けの科学雑誌「Nature」に掲載され、科学界に認められました。この記事は、米国、日本、フランス、レユニオン島、オーストラリア、ニュージーランド、セーシェル、香港、ケニアにいる30名以上の同コミュニティメンバーが、ユニステラ社の高性能スマート天体望遠鏡を使って地球防衛ミッションDARTの有効性の確認に貢献したことを示しています。

地球から打ち上げられたDART探査機は、2022年09月に小惑星「ディモルフォス」への衝突に成功しました。史上初の実地での地球防衛テストとなった同ミッションの成否は、宇宙からだけでなく、地球からも観測の対象となりました。この地球からの観測にユニステラ社のスマート天体望遠鏡が使用されました。

「『ディモルフォス』クラスの大きさを持つ小惑星、あるいは100メートルを超える小惑星が地球に衝突した場合、壊滅的な被害をもたらす可能性を持っています」と、ユニステラ社の共同創設者で同社の科学ディレクターを務めるFranck Marchisは説明します。「大ヒット映画『ドント・ルック・アップ』でも描かれていたように、私たちはこの脅威を認識しなければなりません。脅威の源を検出できた場合に人類に必要となるのは、その物体の進路をそらすことのできる、検証を経た信頼性の高い方法です。ユニステラ望遠鏡のユーザーネットワークは、DARTミッションでテストした『運動エネルギー』偏向法、つまり衝突による軌道の変更の有効性を確認することができました。」

国際的な規模を持つユニステラ望遠鏡の独自のユーザーネットワークは、SETI協会の協力の下、DARTの有効性を裏付ける決定的な情報をもたらすことに成功し、その功績が『ネイチャー』誌の記事に示されました。30名以上のユニステラ望遠鏡ユーザーが、「ディモルフォス」へのDARTの衝突、そして衝突後の小惑星の動きの観測に成功したのです。地球にいる一般市民が得たこれらのデータは、推定費用3億2,400万ドルとされる宇宙探査機が収集した情報の検証に貢献しました。

「ユニステラ社のスマート天体望遠鏡は、パワフルでありながら簡単な操作で使用でき、趣味としての天文学と科学的な業績との垣根をかつてないほど下げました」と述べるのは、ユニステラ社共同創設者兼CEOのLaurent Marfisiです。「『ネイチャー』誌への今回の掲載は、当社にとって、そして科学の重要な進歩の共著者として認められたユニステラユーザーにとって、誇れる出来事であるというだけにとどまりません。これは、一般市民が宇宙探査の主なアクターとして活躍する時代と、それによりさらに多くの発見がなされ、科学的文化の土壌がますます広がりを見せる時代の訪れをも告げるものです。」


ユニステラ社について
ユニステラ社は、世界で最もパワフルで操作性の高いスマート天体望遠鏡 「eVscope 2」、「eQuinox 2」を開発・製造しています。独自開発した画像・光学の特許技術により、光害の多い都市部からでも、だれもが宇宙探査や没入感あふれる天体観望・観測を可能にしました。
ユニステラ社は2度にわたってCESアワードを受賞しています。2022年には「eVscope 2」が「Digital Imaging(デジタルイメージング)」部門で、2018年には「eVscope」が「Tech for a Better World(テック・フォー・ア・ベター・ワールド)」部門で賞に輝きました。
またユニステラ社は、NASA、SETI協会といった科学研究の最先端機関とのパートナーシップにより、世界最大の天体望遠鏡ネットワークを構築しています。市民天文学者1万人以上を擁するこのコミュニティは、現在も拡大中です。また、同ネットワークは太陽系外惑星、小惑星、彗星をはじめとするさまざまな天文学的現象の先端研究への貢献も果たしています。
ユニステラの詳細については、ウェブサイトリンクをご覧いただくか、Facebook(リンク)またはTwitter(リンク)で当社アカウントをフォローの上ご確認ください。

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