Scotiabank Economicsグローバル・アウトルック、世界経済に明るさ
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【トロント2016年1月18日PR Newswire=共同通信JBN】今年のグローバル経済は2014年以降で初めて最も好調になる見通しだ。地政学的リスクは多いが、最近の経済データは世界のほとんどの地域で成長が加速する見通しを示す。経済見通しによると、リスクは不均衡で、世界の経済成長に勢いがあることから、長年で初めて成長が上振れる可能性もあるとみられる。
地政学的リスクは大きい。「トランプ次期政権の貿易政策への取り組みは、まだ十分明らかにされていないが、世界経済の回復にかなりのリスクをもたらす。世界の景気回復はより強く、より持続的な局面へ移行しているようだが、そう決め付けるにはまだ早い」とノヴァ・スコシア銀行(Scotiabank)のシニア・バイス・プレジデント兼チーフエコノミストのジャン・フランソワ・ペロー氏は語る。
ノヴァ・スコシア銀行のグローバル・アウトルックの概要
*カナダ:堅調な国内活動と財政刺激策の拡大、外需の増大を背景に、今後2年間で成長が加速する見通し。住宅と自動車販売がやや成長を抑えると予想される。
*米国:米国の経済成長率は2017年に2.3%、2018年には2.4%に加速するもよう。堅調な労働市場と消費者の景気信頼感の高まり、事業投資の増大がけん引役になる。
*中南米:2017年は全般的に成長率が高まるとみられる。ただ資金の流れの不安定さが足かせとして残る。
*金融市場:米国債とカナダ国債のイールドカーブ(利回り曲線)は予測期間を通してフラット化すると、Scotiabank Economicsは予測している。米連邦準備制度理事会(FRB)は2017年に3回、さらに2018年に2回利上げするが、カナダ中央銀行は2018年半ばまで利上げを見送るとみられる。
*通貨:米ドルは2017年を通して強含む見通し。トランプ次期政権の出方や、その政策が効果を表す時期は正確にはまだ分からないが、次期政権の政策がさらにドルを押し上げると予想される。
*英国:英経済は引き続きトレンドペースで拡大するが、2017年は徐々にその勢いが減速しそうだ。
*欧州:ユーロ圏の経済成長は再び加速し、想定外の外需の強さによって思いがけず景気が上振れることも考えられる。インフレ率は第1・四半期に一時的に前年同期比で2.0%に近づき、コアインフレ率は徐々に上昇する見込みだ。
*アジア:中国の景気変動は続き、生産の伸びは2017年に6.5%に近づく。インドは主要経済国では最も成長が高く、2017年は7.5%成長が予想される。日本の成長率は相変わらず低く、0.7%にとどまりそうだ。
ノヴァ・スコシア銀行のグローバル・アウトルックはリンク を参照。
ノヴァ・スコシア銀行はカナダ経済と世界経済の展望にかかわる要因を徹底リサーチしたリポートをクライアントに提供している。そこにはマクロ経済の展開、通貨・金融市場のトレンド、コモディティーと産業界の動き、金融・財政・公共政策の問題が含まれる。
▽ノヴァ・スコシア銀行(Scotiabank)について
ノヴァ・スコシア銀行はカナダの国際的な銀行で、北米、中南米・カリブ海、アジア太平洋地域の大手金融サービス機関である。個人向けおよび商業向け銀行業務、資産管理・プライベートバンキングなど富裕層向け業務、法人向け・投資銀行業務、金融市場関係など幅広いアドバイスと金融商品・サービスの提供を通して、2300万人の顧客の生活向上に貢献している。従業員は8万8000人強、2016年10月31日時点の資産総額は8960億ドル。株式をトロント証券取引所(TSX: BNS)、ニューヨーク証券取引所(NYSE: BNS)に上場している。詳しい情報はwww.scotiabank.com、Twitterは@ScotiabankViewsを参照。
▽メディア問い合わせ先
Debra Chan, Public, Corporate and Government Affairs,
Scotiabank, +1 (416) 866-6443, debra.chan@scotiabank.com
ソース:Scotiabank
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