年末年始「Winnyは減少、Shareは過去最多」

年末年始休暇中のWinny/Shareノード数調査

ネットエージェント株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:杉浦 隆幸)は、この年末年始(2007年12月26日~2008年1月6日)のWinny(ウィニー)およびShare(シェア)のノード数について独自の検知システムを使い、その正確な数値を把握致しましたので、その推移のグラフと実数を公表します。

〔Winnyノード数推移の分析〕
・ この12日間で、平均約31万強のノード数が計測されました。この数値は、先のクリスマス期間での発表と同じく、昨年度に当HP上で公表致しました同時期の数値と比較して、やや減少の傾向にあります。
・ 昨年度の数値と比較すると、平均で約6万ノード前後の減少となっています。また、帰省・旅行の時期の直前・直後に稼動していたユニークノード数は35~36万前後とかなり多く、本調査中最多のノード数となる休暇明けの1月6日には、最もノード数が少なかった元日のノード数と比較して約83,000ノード近く増加しており、帰省や旅行等で家を不在にする連休の期間と、ノード数推移との関連性がはっきり見られます。

〔Shareノード数推移の分析〕
・ この12日間で、平均約16万強のノード数が計測され、この数値は、年末年始という期間にもかかわらず、過去いずれの調査時の平均値をも上回る、計測開始以来最多の結果となりました。また本年1月6日には過去最大の数値となる18万を超えるノード数が計測されています。
・ Shareについては元々Winnyのユーザだった人たちが移行している傾向があると見られていましたが、今回同時に計測したWinnyと対比すると、Shareのノード数増加分はWinnyのノード数減少分より若干少ない程度の値を推移しています。LimeWire/Cabosなど、他に流れたユーザも視野に入れるとP2Pの利用者全体の総数が減少しているとは言えない、というのが現状だという事が読み取れます。

このプレスリリースの付帯情報

Winny/Shareノード数推移のグラフ

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

ノードとは「Winny/Shareをインストールされたパソコンが、インターネットに接続された状態で、Winny/Shareを起動している(つまりWinny/Shareをその時点で使用している)1台」を示します。一人で複数台のパソコンを使用している人は非常に少ないと考えられることから、1ノード=1ユーザとカウントしています。また、このノード数は弊社が開発したWinny/Share調査システムによって得られたファイル情報を元に測定しています。
なお、Shareのノード数は単に発見されたノードを集計するだけでは計測できません。Winnyとは違い、ノード情報の寿命が長いため、発見されたノードを集計すると1日約90万ノード発見できますが、既に多くのノードはIPアドレスが変更されている、または、Shareが起動されていません。そのため、発見されたファイル情報より更新日時(ダウンロードしたファイルブロックの最新の日時)がその日と同じファイルを持つノードを集計、重複を除いたノード数が最もShareネットワークの実態ノード数に近いと考えられ、この値を1日のノード数として発表しています。ダウンロードを実行したファイルが全く存在しないノードは集計に含まれていません。

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