2007年クリスマス期間のWinny利用者動向

Winnyノード数、やや減少傾向

ネットエージェント株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:杉浦隆幸)は、Winny(ウィニー)のノード数について、弊社独自のWinny検知システムを使って2007年クリスマス期間の正確な数値を把握致しましたので、その推移のグラフと実数を公表します。

〔Winnyノード数推移の分析〕
・12/22~25の4日間で、平均約33万強のノード数が観測されました。この数値は今夏に当社HP上で公表致しました数値と比較して、やや減少の傾向にあります。文化庁長官の諮問機関、私的録音録画小委員会による「ダウンロード違法化」への法改正の動きなど、昨今の社会動向に影響されてか、昨年の同数値と比較してもやはり減少傾向を示しています。
しかしながら依然として稼動しているユニークノード数は35万前後と数多く存在しており、やはり休日には多くのユーザが興味のある(面白い)ファイルを探す目的でWinnyを起動している事が読み取れます。それはそのまま、依然として所謂『漏洩ファイル』の拡散が、一気に加速する危険性が非常に高いという事をも示しています。

 ネットエージェントでは、P2P利用動向などネットワークの現状を監視し、その結果を随時公表することにより、情報漏洩リスクに対する注意を喚起し、安全で快適なネットワーク社会の実現に寄与します。
 当社では同時に、Winny/Share/LimeWire/Cabosといった様々なP2Pネットワーク上に流出した各種ファイルの調査なども実施しています。

このプレスリリースの付帯情報

2006年度と2007年度の比較グラフ

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

〔Winnyのノード数に関して〕
 ノードとは「Winnyをインストールされたパソコンが、インターネットに接続された状態で、Winnyを起動している(=Winnyをその時点で使用している)状態での、固有の認識番号のようなもの」を示します。一人で複数台のパソコンをWinnyに使用する人は非常に少ないと考えられる事から、1ノード=1ユーザとカウントしています。このノード数は11台のWinny検知システムによって得られたノード情報より平日で延べ約350万ノードの中からユニーク(固有)ノードを抽出しています。

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