ROA Groupの最新調査レポート
●報告書の概要●
ITU-Rの定義によると、4Gとは高速移動(60Km/s以上)で100Mbps、低速移動(歩行中)で1Gbpsの速度が実現できるモバイルブロードバンドの意味である。ITU-Rはこの次世代モバイルネットワークを2005年10月に「IMT-Advanced」と正式に命名し、2010年以降の商用化に向け、国際標準化をリードしている。そして、その候補となる技術は、3GPP LTE、3GPP2 UMB、モバイルWiMAX、IEEE 802.20 MBWA等が代表的な技術規格であり、これらは国際的かつ地域的に主導権を握ろうと競合関係にある。
日本国内でも、ITU-Rの国際標準化スケジュールに合わせて、各無線キャリアやメーカーが4Gへのロードマップを策定し、技術開発に取り組んでいる。
本レポートの構成は、4Gの基本概念を始め、ITU-Rからの国際標準化作業、各候補技術の特徴と支持するプレイヤーの取り組み等を詳細に分析し、さらにOFDMAとMIMOに代表される4G技術の概念や開発動向を探った。また、海外のネットワークベンダー、無線キャリア、チップメーカー、そして日本キャリアの4Gへの動きに関しても分析を行なった。後半部は4Gがもたらすパラダイムの変化をビジネスモデル、端末、消費者ライフスタイルの側面から推測した。最後には今後の市場シナリオ(市場覇権及び市場規模のシナリオ)、メーカーや無線キャリアが標準化競争において勝つために取り組むべき戦略の提案を行なっている。
●目次●
エグゼクティブサマリー
1 4Gの基本概念
1-1 4Gの定義
1-2 ネットワーク技術のロードマップ
1-3 3G vs 4G
1-4 4G基盤技術動向
1-4-1 MIMO技術動向
1-4-2 OFDMA技術動向3
2 4Gの標準化競争
2-1 ITU-R IMT-Advanced
2-1-1 標準化動向
2-1-2 4Gへのニーズ
2-1-3 4G候補周波数
2-2 4Gの候補技術
2-2-1 3GPP LTE
2-2-2 3GPP2 UMB (EV-DO Rev C)
2-2-3 IEEE モバイルWiMAX
2-2-4 IEEE 802.20 MBWA
2-3 日本における標準化動向
3 海外プレイヤー動向
3-1 ネットワークベンダー
3-2 無線通信事業者
3-2-1 米国
3-2-2 ヨーロッパ
3-2-3 アジア
3-3 チップセットメーカー6
3-4 プレイヤー間のグローバルな連携
3-4-1 NGMN(Next Generation Mobile Networks)
3-4-2 LTE/SAE Trial Initiative
3-4-3 CJK標準化会議
3-4-4 WWRF (Wireless World Research Forum)
4 日本キャリアの4G動向
4-1 NTTドコモ
4-2 KDDI au
4-3 ソフトバンク
4-4 ウィルコム
5 4G時代のパラダイムの変化
5-1 4G時代の5つのキーワード
5-2 ビジネスモデルの変化
5-2-1 バリューチェーンの統合及び多様化
5-2-2 コンテンツの質的向上
5-2-3 双方向取引の増加
5-3 携帯電話のコンセプトの変化
5-3-1 ウェアラブル端末の登場
5-3-2 コンバージド端末の増加
5-3-3 シンクライアント端末の登場
5-3-4 スマートフォン市場の拡大
5-4 消費者のライフスタイルの変化
5-4-1 シームレスコネクティッド(Seamless Connected)型スタイル
5-4-2 市場参加及び創出型スタイル
5-4-3 モバイルプロフェッショナル(Mobile Professional)型スタイル
5-4-4 サイバーセントリック(Cyber Centric)型スタイル
6 今後の市場シナリオ及びインプリケーション
6-1 市場覇権のシナリオ
6-2 市場規模のシナリオ
6-2-1 成長要因
6-2-2 障害要因
6-3 インプリケーション(勝つための戦略提案)
6-3-1 国際標準化前の戦略
6-3-2 国際標準化後の戦略
図目次
[図1-1] 4G技術のポジショニング
[図1-2] 4Gネットワークの意味
[図1-3] ネットワーク技術のロードマップ
[図1-4] MIMOの仕組み
[図1-5] OFDMAの仕組み
[図2-1] ITU-RのIMT-Advanced標準化スケジュール
[図2-2] IMT-Advancedの候補周波数
[図2-3] 4G候補技術のポジショニングマップ
[図2-4] 3GPPの標準化ロードマップ
[図2-5] 3GPPの技術ロードマップ
[図2-6] 3GPP2技術のロードマップ
[図2-7] IEEE 802.16(WiMAX)のロードマップ
[図2-8] IEEE 802.20(MBWA)の競合技術
[図2-9] 日本の4G研究機構の体制図
[図2-10] BWA候補技術とキャリアの支持関係
[図3-1] ネットワークベンダー別4G採用動向
[図3-2] サムスンのWiBro端末(SPH-M8100)
[図3-3] スプリントネクステルのモバイルWiMAX提携関係
[図3-4] 韓国無線キャリアのサービスロードマップ
[図3-5] 中国FuTUREプロジェクトのスケジュール
[図3-6] クアルコムの4Gロードマップ
[図3-7] インテルのWiMAXロードマップ
[図3-8] テキサス・インスツルメンツの4Gロードマップ
[図3-9] 4Gシステムへの相対的な優先順位
[図3-10] NGMN-GSM-UMTSのロードマップ
[図3-11] CJK標準化会議の構成図
[図3-12] WWRFのプロジェクト構成
[図4-1] NTTドコモの4Gへのロードマップ
[図4-2] ドコモの5Gbps伝送実験で採用した仕組みと主要技術
[図4-3] KDDI auの4Gへのロードマップ
[図4-4] ウルトラ3Gの概念図
[図4-5] ソフトバンクの4Gへのロードマップ
[図4-6] ウィルコムの4Gへのロードマップ
[図5-1] 4G時代の5つのキーワード
[図5-2] 4G時代のバリューチェーンの統合及び多様化
[図5-3] 4G携帯電話デザインの多様化
[図5-4] 4G携帯電話のコンセプトデザイン
[図5-5] 国内スマートフォン市場の展望(2005年-2010年)
[図5-6] 4G時代の消費者の新ライフスタイル
[図6-1] 4G技術の市場覇権シナリオ
[図6-2] モバイルWiMAXが主導するシナリオ
[図6-3] 世界の携帯電話加入者の世代別推移
[図6-4] 4G市場の成長要因と障害要因
[図6-5] 4Gにおけるプレイヤーの戦略
表目次
[表1-1] 3Gと4Gの比較
[表2-1] バリューチェーン別の4Gへのニーズ
[表2-2] 4G候補技術の比較
[表4-1] 3GPPで合意されたSuper 3Gの必要条件
[表4-2] ウィルコムの高度化PHSと次世代PHSの比較
●商品概要●
発行:株式会社ROA Group
発刊予定日:2007年 6月
判型:A4カラーコピー印刷 ページ数: 90頁
調査・製作 : 株式会社 ROA Group
価格 :
- 99,750円 税込(PDF)
- 102,900円 税込(PDF+印刷版)
- 99,750円 税込(印刷版)
<お申し込み方法>
次のURLからお申し込みいただけます。
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●会社概要●
社名 株式会社ROA Group
所在地 東京都新宿区西新宿6-12-4 コイトビル8階
Tel. 03-3349-8071 Fax. 03-3349-8072
URL リンク
Email research@researchonasia.com
その他支店:ソウル支社、上海支社
代表者 代表取締役社長 李 承 勲
事業内容 受託調査、調査レポート発行、年間サービス
専門研究分野 アジアを中心とした通信産業及びデジタルコンバージェンス産業
●本プレスリリースについてのお問い合わせ●
株式会社ROA Group レポート・マーケティングチーム 担当:李 和 美(リ ファミ)・野池(ノイケ)
Tel: 03-3349-8071 Email: report@researchonasia.com
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