通信会社の攻撃的かつ保守的な戦略により、世界のIPTV加入者数は2011年末までに約6000万に達するだろうと、米国調査会社パークスアソシエイツ社の調査レポート「世界のIPTV市場調査:普及状況、技術分析、サービスプロバイダ情報 - IPTV: From Quadruple Play to Multiplay」は報告する。調査レポートは世界のIPTV市場を予測・分析しているが、特に今後数年間大きく成長が見込まれる欧州消費者のテレビの選択や、増加しつつあるIPTVプロバイダの国毎の数、地上波デジタルの影響、特定市場におけるケーブルテレビプロバイダの再挑戦などを調査している。
「世界的規模でいえば、IPTVは、成功も課題も様々なレベルで進行している」と、パークスアソシエイツ社の副社長で主席アナリストであるKurt Scherf氏は言う。「欧州市場ではマルチチャンネルテレビ配信が活発で、レジデンシャルゲートウエイの信頼性が向上し、統合サービスが本格的に動き始めており、欧州の事業者を従来とは違った分野へと向かわせている。アジアでは多くの場合、様々なテレビサービスをサポートするのに必要なインフラストラクチャを持っているが、プロバイダは競合するケーブル会社とサービスの差別化を図るために苦労するだろう。北米の通信業者は、足がかりを作り、実際に収入を築き上げるために、Tier1プロバイダに対するビジネスモデルを防衛的姿勢から攻撃的姿勢に変えなければならないだろう。」
調査レポート「世界のIPTV市場調査:普及状況、技術分析、サービスプロバイダ情報 - IPTV: From Quadruple Play to Multiplay」は、FMC(固定とモバイルの統合)やホームネットワーキング、エンドトゥエンドサービス管理、新しい広告モデル、双方向アプリケーションなどの機能は、通信会社が既存企業に打ち勝つための要因となると述べている。
「ケーブルと衛星プロバイダも、通信会社が加入者を奪うのを見過ごしにはできない」と、Scherf氏は言う。「米国では既に攻撃的なバンドリング戦略が始まっており、欧州ではハイブリッドテレビサービスへの関心が高まっている。通信会社の提供するIP機能は、いくらか重要な差別化に寄与している。通信会社は、より積極的にこれらの可能性を探るべきである。」
調査レポート「世界のIPTV市場調査:普及状況、技術分析、サービスプロバイダ情報 - IPTV: From Quadruple Play to Multiplay」は、20カ国におけるIPTVの展開と約60社のプロバイダのプロフィールを提供し、ミドルウェア、アプリケーションソフトウェア、限定アクセスプロバイダなどの主要なIPTV技術を調査している。
[調査レポート]
世界のIPTV市場調査:普及状況、技術分析、サービスプロバイダ情報
IPTV: From Quadruple Play to Multiplay
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パークスアソシエイツ社(Parks Associates)
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