ホームネットワークストレージ市場は、規模こそ小さいが、過去2年間で2倍以上拡大したと米国調査会社インスタット社は報告する。しかし、消費者向けのネットワークストレージ市場には2つの大きな課題があり、ひとつは複雑さ、もうひとつが理解度である。
「PCの知識がある消費者は、直接PCに接続するUSBやFirewireによる外部ハードドライブに非常に詳しい。しかし、多くの消費者はまだネットワークストレージとは何であるか、そしてどのような利点があるのか、わかってはいない。ベンダの課題は、ネットワークストレージの特徴を適正な価格帯で提供できるかどうか、また外部ハードドライブとホームネットワークに接続するストレージの違いに関して消費者を教育することである」とインスタット社のアナリストJoyce Putscher氏は言う。
インスタット社は、下記についても調査した。
■ 2009年までは、500GB以上の需要が高まり、エンクロージャ(筐体)のみの製品も堅調だろう
■ 当分は、販売量において北米市場が最大の市場である
■ 利用しやすいメディアサーバ機能によってSKUが拡大していくだろう
インスタット社の調査レポート「一般ユーザ向けネットワークストレージサービス市場:大手企業の参入と市場への影響 - Consumer Network Storage: Heavy Hitters Enter Market」は、ホームネットワークストレージ市場を調査した。世界の2005-2006年のベンダ市場シェア、2011年までの世界の消費者向けネットワークストレージのキャパシティ毎、地域毎、価格帯の予測、市場傾向と技術傾向の分析、主要ベンダのプロファイル、製品ライン毎、機能毎の詳細なベンダマトリクスを掲載している。
[調査レポート]
一般ユーザ向けネットワークストレージサービス市場:大手企業の参入と市場への影響
Consumer Network Storage: Heavy Hitters Enter Market
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