ビートラステッド・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:東保孝)は、企業や政府機関などに対し、e-Japan戦略を実現するPKIアプリケーションの容易な開発と効率的な運用管理を実現するオールインワンPKIプラットフォーム「Betrusted Security Server(ビートラステッド・セキュリティ・サーバ)」の提供を、本日より開始しました。価格は、720万円(税抜)からです。
現在、社会のIT化が進み、ネットワーク社会が急速に拡大しています。これにより、急激にネットワークトラフィックも増加し、個人情報や機密情報漏えいなどの情報セキュリティに関するリスクも増大しています。個人情報保護法への対応など、情報セキュリティを確保するために、情報の改ざんなどを防ぐPKIテクノロジへのニーズは日ごとに高まってきていますが、PKIテクノロジの難解性により、PKIアプリケーションを開発するプログラムスキルの確保、設計・開発の複雑性などの問題が多数存在します。
Betrusted Security ServerはPKIビジネス・ロジックを動作させてサービスを提供する、汎用のオールインワンPKIプラットフォームです。PKIアプリケーションは、ネットワークを介してSecurity Serverにアクセスし、Security Server上で動作するPKIビジネス・ロジック部品を駆動してアプリケーション処理を依頼し、その結果を受信して利用します。
Security Serverが、複数のPKIアプリケーションの暗号処理などを一手に代行するため、各PKIアプリケーション上では暗号処理のためのコードを書く必要がなくなり、PKIアプリケーションの開発の手間は大幅に削減され、迅速な展開が可能となります。また多くの企業は複数のPKIアプリケーションを保有・展開していますが、Security Server上にPKIビジネス・ロジックを集約して動作させ、管理することにより、各アプリケーション上での暗号処理ライブラリなどのメンテナンス作業を削減できます。
Security Server上では、PKIビジネス・ロジックは、暗号化・復号化処理、電子署名・署名検証、OCSPレスポンダ・リクエスタ等の処理を行うソフトウェア部品として実装されます。PKIビジネス・ロジック部品の柔軟なカスタマイズや独自の部品の開発が可能であり、既存の部品を組み合わせて新たな部品を作成することも容易です。PKIビジネス・ロジックの変更の際には、アプリケーション・コードは修正せずにSecurity Server上のソフトウェア部品を入れ替えるだけでよく、日々進歩する暗号・電子署名テクノロジへのニーズの変化に迅速に対応することができます。
Betrusted Security Serverは、世界各国の金融機関をはじめとする多数のお客様で採用されており、十分に検証された実績のあるテクノロジです。インターネット上のオンライン銀行取引におけるWebフォームの電子署名や、インターネット上EDIにおけるトランザクション・データの電子署名など、様々なPKIアプリケーションに幅広く利用されているほか、PKIを構成するインフラの一部であるOCSPレスポンダなどにも利用されています。
Betrusted Security Serverにより、PKIアプリケーション開発は飛躍的に容易になります。情報セキュリティの確保を必要とする様々なビジネスの場面において、最適なPKIアプリケーションの開発を短期且つ低コストで実現し、そして将来にわたる運用管理を含めたトータルのアプリケーション維持を大幅に効率化することができます。
■ビートラステッド・ジャパン株式会社について
2004年9月 米国にて、非公開企業としては世界最大級のセキュリティテクノロジベンダCybertrust社が誕生いたしました。Cybertrust社は、電子認証及びアイデンティティ管理のグローバルカンパニーBetrusted社と、マネージド・セキュリティ・サービスの欧州トップベンダーUbizen社、インテリジェントリスクマネジメント領域におけるリーディングカンパニーTruSecure社の3社が合併した企業です。電子認証に関するテクノロジソリューション企業であった日本ボルチモアテクノロジーズ株式会社は、Cybertrustグループとの資本業務提携により、ビートラステッド・ジャパン株式会社として生まれ変りました。リンク
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