AT&TのBellSouth、数の論理で合併

米国の調査会社テレジオグラフィー社は、米国市場においては新生AT&Tは固定通信、無線通信、ブロードバンド市場の加入者数で最大のオペレータだが、世界規模ではそれぞれ何番目かに落ちると報告している。

AT&TのBellSouthを670億ドルで買収するという計画は、米国通信市場最大であり、また2000年のドイツのMannesmannに対するVodafoneの敵対的買収以来、世界でも有数の買収劇となった(図1参照)。

しかし、米国調査会社テレジオグラフィー社の年間購読サービス「GlobalComms Database」の四半期毎のデータによると、合併規模の大きさにもかかわらず、加入者や収益の点では世界のライバルに比べても上位とはいえないということがわかった。

米国市場においては、新生AT&Tは固定通信、無線通信、ブロードバンド市場の加入者数で最大のオペレータだが、世界規模ではそれぞれ何番目かに落ちる。固定無線では、China TelecomとChina Netcomに続く3番目であり、無線通信ではVodafoneなどの多国籍企業グループに続く9位となる。ブロードバンドオペレータとしては2位であるが、新生AT&Tの加入者数は1位のChina Telecomの1/3でしかない。さらに収益面では、新生AT&Tは2005年の694億USドルであり、日本の巨大企業NTTの999億USドルにははるかに及ばない。

(図略)

米国調査会社テレジオグラフィー社の年間購読サービス「GlobalComms Database」は、世界の160ヶ国以上の1000以上の通信オペレータに関する情報を継続的にアップデートして提供する。


◆調査レポート
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