デジタルラジオが米国とヨーロッパを席巻しつつある

2008年までに衛星デジタルラジオ放送の新規加入者数は、米国だけで年間300万人にのぼる

インスタット社によれば、衛星デジタルラジオ放送は米国で今後数年間加入者数が飛躍的に拡大し、2008年までの新規加入者数は米国だけで年間300万人にのぼるそうである。

インスタット社の技術導入委員会(TAP)が行った米国ユーザーに対する調査では、衛星デジタルラジオサービスの拡大が明らかとなった。回答者の半数は衛星ラジオについて聞いたことがあると回答し、そのサービスを適切に理解していた。これに対し、iBiquity社のHDラジオはまだそれほど知られていない。「しかし多くの場合、とりわけHDラジオの新規加入者の獲得においては価格が障害となっている。ほとんどのユーザーが200ドル以上の出費を避けたがっている。衛星ラジオ受信機は100ドル以下で手軽に購入できるが、HDラジオについては、受信機価格を世間の関心が広まるまでに引き下げなければ普及は難しいだろう」とインスタット社のアナリストMichelle Abraham氏は言う。

インスタット社は、他にも以下のような調査結果を得た。

・最も回答者の興味を引いたデジタルラジオの特長は、オンデマンドでニュース、天気予報、道路交通情報等が得られることと、プログラムが多彩なことである。

・衛星ラジオについて知ってはいるものの、個人で受信機を所有していない回答者は、月々の受信料がネックになっていると回答している。

・デジタルラジオ受信機の低価格化、各ラジオ局の独自性、関連製品の多様化によって2004年の英国市場で普及が進み、他のヨーロッパ諸国の注目を集めた。

インスタット社の調査レポート「デジタルラジオ:聞くのはだれか?」は、受信機出荷数、ASP(米国内販売価格)、収益を含む、地上波デジタルラジオと衛星デジタルラジオの5年間予測を提供し、携帯端末向け以外のDMBも分析している。南北アメリカ、ヨーロッパ、アジアごとの予測を提供し、米国の衛星ラジオ加入者数の予測とデジタルラジオ受信機のBOM(組立て製造業における部品表)も掲載している。

◆調査レポート
デジタルラジオ:聞くのはだれか?
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◆インスタット社について
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