複合資本および多国籍の最大の無線ネットワークオペレータであるボーダフォンは、自社のサービス提供を堅持するため、困難な課題に取り組んでいるとインスタット社は報告している。
ボーダフォンはサービスを提供する多くの成熟市場でさらに効率的にサービスを提供し、かつ同社が世界最大のオペレータとなる要因でもある技術を多数採用している競合企業の追撃をかわすという2つの課題に直面している。
現時点ではまだ表面化してはいないが、2~3年後にはボーダフォンが競争相手の追随をかわせるということがはっきりするだろう。ボーダフォンは世界26カ国で1億3900万人以上の顧客にサービスを提供している。同社が現在の地位まで登りつめたのは、複数の国でネットワークを上手く買収したこと、そして強固な経営手腕と運営技術により競争力の高い無線ネットワークを構築できたためである。
インスタット社の調査結果を以下に挙げる。
・ボーダフォンが過去5年間に費やした買収額は、概算で2700億ドル (2250億ユーロ)を超える。
・ボーダフォンは中南米市場に参入し、多額の現金を使って他のオペレータと競争するための最新のネットワークを構築する必要があるが、それまでにはまだ1年半から2年の猶予がある。
・ボーダフォンの一番の弱点は恐らく参入している市場が成熟していることである。主に欧州などの成熟した市場では無線サービスがすでに一般的なものとなっている。
インスタット社の調査レポート「ボーダフォン:グローバル無線オペレータの成功の秘訣」は、ボーダフォンの現状を考察し、同社の強みと弱点を査定して、その直面している危機、同社の危機対応、今後成長するためのビジネスチャンスの所在を明示している。
◆調査レポート
ボーダフォン:グローバル無線オペレータの成功の秘訣
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