近い将来、IPセットトップボックス市場(IP STBs)は、ケーブルやサテライトSTB市場の少なくとも4倍のスピードで成長する。
今後5年間にわたって、世界のケーブル、サテライトSTBの出荷数の成長率は13、14%と緩やかだが、IP STB市場は約60%である。
通信オペレータがDSLサービスを提供する地域であれば、世界中いたるところにIP-STBベンダにとってのビジネスチャンスが存在する。
ABIリサーチの家庭用エンターテイメント技術部ディレクターVamsi Sistla氏によれば、市場リーダーで新興プレイヤーでもあるチップセットとコンポーネンツベンダはIP STB業界を見直し始めているという。
Sistla氏は、Thomson、Samsung、Pace、Netscape Communications等の企業はこの市場に非常に入れ込んでいるが、2大ケーブルSTBメーカーは、市場の大きな将来性にもかかわらず、IP-STB関連製品を何ひとつ生産していないと述べる。
「その理由は不明だが、他業界に比べ収益チャンスが少ないことが関係しているのかもしれない。またケーブルテレビ標準化団体がこの流れを阻んでいることも考えうる。」
Sistla氏は、テレビ業界の技術革新がどんなに進もうと、最新のSTB技術が、(HDやタイムシフト、VODやiTV等)将来テレビ鑑賞に影響を与えるのは間違いないと主張する。STマイクロエレクトロニクスのようなチップセットベンダは、レジデンシャルゲートウェイに関して、STBベンダにMSO(マルチプルシステムオペレータ)にとって有利な金額で設定できる権限を与えるよう求めている。
ABIリサーチの調査レポート「ケーブル、DBS、IP、地上波セットトップボックスの将来:VOD、HD、PVR、DCR テレビ、IPビデオ、ゲートウェイ」は、様々な通信ネットワークの最新技術に関して、出荷数、収益、市場浸透率など世界的な傾向を検証している。それは例えば、デジタルケーブル、DBS、ファイバー、地上波、DSL、IPベースのネットワーク等が挙げられる。
◆調査レポート
ケーブル、DBS、IP、地上波セットトップボックスの将来:VOD、HD、PVR、DCR テレビ、IPビデオ、ゲートウェイ
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