配車サービスのUberが遂にソウル当局に屈した。同当局は数カ月前から、Uberのソウルでの営業を停止させようと試みていた。
Uberは、ソウルで「UberX」サービス(低燃費の小型車を使うことで、標準サービスより低価格を実現している)の提供を停止することが関係者全員にとって「得策」だと判断し、それを実行に移した。地元当局の抗議にもかかわらず、ソウルで同サービスを提供してきた同社にとって、これは重大な方向性の転換を意味する。
サンフランシスコに拠点を置くUberは米国時間3月5日のブログ投稿で、「ソウル市交通課と協議し、彼らのアドバイスを聞き入れた後、われわれは現行の規制の枠組み内で明白に当社事業サービスの定義を進めていくことが、韓国の乗客とドライバー、そしてコミュニティー全体にとって得策だと判断した」と述べた。
クラウドソーシングに登録したドライバーをスマートフォンアプリ経由で見つけられるサービスを提供するUberは、世界中でタクシー業界に大きな打撃を与えようとしている。Uberは6年前の創設以来、55カ国に事業を拡大しているが、政府とタクシー会社の両方から法的な問題点を多数指摘されてもいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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