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さすらいのハッカー、米FBIの軍門に下る?

2003/09/08 13:58
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 住所不定のハッカー、Adrian Lamoは、ここ2年間に注目を集めた一連のコンピュータへの侵入事件は自分がやったものだと主張しているが、そのLamosが米連邦捜査局(FBI)からの刑事責任追求に関して、同局と交渉を進めていると語った。

 22歳のLamoは、彼の代理人が現在、犯罪行為の申し立てについてニューヨーク州の検察当局と交渉中だと述べている。具体的な犯罪行為については特定されていない。4日(米国時間)にはFBI職員が、カリフォルニア州サクラメントにあるLamoの両親の家に現れた、とLamoは5日夜の電話インタビューで述べた。電話インタビューでは、Lamoは自らの居場所を明らかにしなかった。

 Lamoは、大胆不敵なハッキング行為とメディアのあしらい方の巧さ、そして根無し草のようなライフスタイルで、ハッカー界では伝説的人物のように見られている。Lamoは彼の刑事責任の内容が判明すれば、進んで自首してもいいと示唆している。

 Lamoは8月22日、CNET News.comにコンタクトをとり、彼がNew York Timesのコンピュータに侵入した件で、連邦当局の犯罪捜査が急速に進んでいると思うと述べていた。しかしは、FBIが4日に現れるまで、彼は状況を確認できなかったと話している。

 この侵入事件があったことを、New York Times Digitalが当時認めている。Lamoはこの侵入で、従業員の社会保障番号などの記録を見ることができた。または、記事の出典や、元米国大統領Jimmy Carterや元海軍大佐Oliver North、ヒップホップアーティストのQueen Latifahといった有名な寄稿者を含むコラムニストへの連絡先情報も見ることができた。

 Lamoは、MCI WorldCom(2001年12月)や、Microsoft(2001年10月)、Yahoo(2001年9月)、Excite@Home(2001年5月)のシステムへの侵入も自分がやったと主張している。LamoはYahooのシステムに侵入したとき、同社サイトのニュース記事を改ざんできたという。

 これらのコンピュータへの侵入事件は、全てではないとしても、その多くがコンピュータ詐欺濫用防止法(Computer Fraud and Abuse Act)に抵触すると見られる。同法では、「権限なく、もしくは与えられた権限を越えてコンピュータに故意にアクセスする」人間に対し、罪の内容に応じて罰金と懲役1〜5年の刑罰を定めている。

 Lamoはこれらの侵入事件以外にも、根無し草のようなライフスタイルで知られている。Lamoには定住所がなく、グレイハウンドバスで米国内を放浪し、友人のソファで眠り、必要な場合には空家や廃墟ビルで寝泊りしている。FBIが彼を追っているのを知ったいまは特に、「常に動いている。サダム・フセインと同じく、1カ所に2晩いることはない」とLamoは述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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