フューチャーシステムコンサルティング(金丸恭文社長)は6月25日、自社開発によるネットワーク性能管理ツール「Ingram」を提供開始すると発表した。
「Ingram」は、ADSL、FTTHなどのベストエフォート型サービスをベースとした企業ネットワークに最適な性能管理ツール。開発にあたっては、Linuxをベースにしたアーキテクチャを採用し、オープンソースコンポーネントを活用した。
ADSLやFTTHといった回線サービスは、ベストエフォートという特性から、導入するまで実効性能が分からない、導入後も性能が劣化する可能性があるなどのリスクを抱えており、こうした状況の把握および解決には、ネットワークの性能監視ツールが重要となる。
しかし、既存のネットワーク性能管理ソフトウェアは、低コストだが柔軟性に欠けるものが多く、必要十分な機能を満たそうとすると、高価な通信キャリア向けのソフトウェアが必要となるなど、費用対効果の高いベストエフォート型企業ネットワークに適合する性能管理ツールの選択は困難な状況となっていた。
新製品を利用することで、ベストエフォート型企業ネットワークの性能およびリスクを管理し、性能劣化を常に把握することが可能となる。また、Webベースのユーザーインターフェイスを採用しているため、管理対象の定義や性能情報の閲覧など、ほぼすべての基本操作をブラウザ上で行うことができる。
同社では今後
──などに取り組んでいく方針。
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