日本IBM、日本ケイデンス・デザイン・システムズ、イノテック、伊藤忠テクノサイエンス(CTC)の4社は、米Cadenceの半導体設計ソフトのLinux版提供に関して協力体制を敷いた。4社が4月30日に明らかにしたもの。
「半導体設計で高い評価を得ているCadence製品にグリッドコンピューティング技術を組み合わせ、TCO削減が可能なLinuxプラットフォームで提供する」(4社)
具体的には、日本IBMがLinux対応IAサーバ「IBM eServer xSeries」をCadence製品向けに最適化して供給するほか、サポート業務を請け負う。日本ケイデンスは、販売代理店であるイノテックを通じて製品を提供し、半導体設計用システムの構築を手掛けるCTCも同ソリューションの販売を行う。
グリッドコンピューティングにより、「企業は異機種混在環境でケイデンス製品を使用でき、迅速で効率的な半導体設計業務が可能になる」(4社)としている。
なお、Cadence製品は、そのLinux版を望む声が増えていたことから、2003年第1四半期中にほぼ全製品をLinux対応化したという。
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