インテル、第2四半期決算を発表--EU制裁金の影響で約4億ドルの純損失

文:Brooke Crothers(Special to CNET News) 翻訳校正:矢倉美登里、高森郁哉2009年07月15日 11時39分

 チップメーカーのIntelは2009年第2四半期決算を発表し、GAAPベースで3億9800万ドルの純損失を計上した。欧州連合(EU)から科された制裁金が響いたが、アナリストの予測を上回ったことから、同社は2009年下半期については楽観視している。

 前年同期は16億ドル(1株当たり28セント)の利益を計上していたのに対し、今期は1株当たり7セントの損失となった。EUに科された制裁金14億5000万ドルの影響を除いた非GAAPベースでは、純利益が10億ドル(1株当たり18セント)となる。アナリストらは以前、1株当たりの利益は8セントになると予想していた。

 Intelの最高経営責任者(CEO)、Paul Otellini氏は次のように述べた。「Intelの第2四半期決算は、PC市場区分の状況改善を反映し、第1四半期から第2四半期への成長としては1988年以来最も力強いものとなった。下半期は季節要因により、一層力強い成長が確かに期待できる」

 今期の売上高は80億ドルで、前年同期の95億ドルから減少した。

 利益の極めて重要な指標となる粗利益率は51%で、2009年第1四半期から5.5ポイント上昇したが、前年同期の55.4%からは下落した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

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