リコー、中期経営計画の進捗を発表、05年度は成長に向けた基盤作りを徹底

 リコー(桜井正光社長)は3月2日、05年度から07年度までの「第15次中期経 営計画」の進捗を発表した。05年度は、成長路線を確立するための基盤作りを 徹底。通期業績予想の売上高1兆9100億円(前年度比5.3%増)、営業利益1530億円(同12.9%増)、最終利益970億円(同16.7%増)の見通しは、「達成で きる」(桜井社長)ことを明らかにした。

 05年度は、商品開発拠点の統合や販売会社統括体制の実施、国内外サービス 体制の整備などを行ったことにより、「商品、販売、サービスそれぞれの面か らオフィス事業の収益力を強化する体制が整った」(桜井社長)。商品差別化 のための技術力については、キーパーツの内部開発・内製化で、「他社の先を 行く商品の開発ができる」とした。また、「作らずに創る」方式の定着で、高 品質・高信頼性の製品開発、コストを2分の1に削減する生産方式の確立、装置 ・設備の内製化技術の強化によるブラックボックス化の実現が可能となった。

 製品面では、ハイエンドプリンタで高PV(プリントボリューム)市場に本格 参入。またローエンドプリンタで商品ラインアップや販売チャネルを強化した ことでマーケットシェアを一段と拡大できる体制を整えた。システム提案では、 「販売や開発で明確なソリューションを提案する」ことで、ワールドワイドで大 型案件を中心に受注。「これまで獲得した案件をベースに世界で通用するような ソリューションを選択していく」としている。

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