最終更新時刻:2010年12月18日(土) 8時00分

オンラインマーケティングスイート:オンラインからオフライン施策までの総合的な分析と最適化、自動化

オンラインマーケティングにおいて、まだ活用されないまま眠っているデータは数多くある。マーケティング部門のテクノロジーパートナー、オムニチュアが手がける製品群「オンラインマーケティングスイート」とは?

マーケティングデータは活用してこそ価値がある

 マーケティング部門のテクノロジーパートナーを目指すオムニチュア。同社ではマーケティングデータを資源であると考える。「ウェブ解析はネット上のデータを集めてきて分析し、そしてそれを活用してはじめて何かの価値を生み出す。それはまさに資源と同じ。地中に埋まっているだけでは価値が無く、くみ上げて、精製して、何かに活用してこそ価値を生み出す石油のようなものだ」と話すのは、同社マーケティング&チャネルプログラム ディレクターの水嶋ディノ氏だ。そして、オムニチュアではアメリカで石油を“ブラックゴールド”と呼ぶのになぞらえ、マーケティングデータを“グリーンゴールド”と呼んでいるという。「企業にとってマーケティングデータは石油と同じ。マーケティングデータも蓄えているだけでは価値がない。それを弊社のコーポレートカラーであるグリーンと合せた造語で“グリーンゴールド”と称している。グリーンゴールドも石油と同じようにくみ上げて精製して何かの価値を生み出す。それを実現する統合された環境を提供するのがオムニチュアのオンラインマーケティングスイート」(水嶋氏)。

オープンなデータ解析基盤と4つのアプリケーション群

 オムニチュアのオンラインマーケティングスイートは、検索やバナー広告、モバイル、動画といったインターネット上のコンテンツや、CRM、POS、ATMといった企業のビジネスプラットフォームとの同期も可能にする、オープンなビジネス解析基盤をベースに、「Omniture SiteCatalyst」「Omniture Discover」「Omniture Genesis」から成るオンライン解析、マルチチャネル解析のためのアプリケーションと、サイト集客最適化を図る「Omniture SearchCenter」、コンバージョン最適化のための「Omniture Test&Target」の4つのアプリケーション群から構成される。また、その上にCMOダッシュボードと呼ばれる、管理責任者が全体を俯瞰するためのレポートが置かれている。ポイントは、解析基盤がオープンであり、そこにネットのデータやPOSなどのデータを統合させることで、オンライン、オフラインのさまざまな活動の総合的な分析と最適化、自動化までがひとつのプラットフォームで可能になる点だ。

データをより迅速に広範囲に活かすための総合環境

 オンラインマーケティングのためのツールは現在個々に存在している。企業はさまざまなソリューションを活用して、あるいは手作業でマーケティング施策を実施しているとはいえ、ウェブ、モバイル、ソーシャルメディア、CRM、コールセンター、POSといった多様なデータを統合することは容易ではない。そのため、顧客との接点を横断的に分析し、最適化を行うことが難しいのが事実だ。

 一方、オムニチュアの「オンラインマーケティングスイート」では、集客最適化、コンバージョン最適化、オンライン解析、マルチチャネル解析を実施するためのアプリケーション群を、統合されたプラットフォームとして提供。これにより、散在するデータの統合やシステム構築にかかる手間・リソースの投入に悩むことなく、取得したデータの分析から実際の活用までをスムーズにおこなえる。つまり、より迅速かつ広範囲にデータを活用できる環境を提供できるのだ。

インフォメーション
オムニチュア
オムニチュア株式会社の公式ウェブサイト。SiteCatalyst(サイトカタリスト)やSearchCenter(サーチセンター)などの製品情報やベストプラクティスをご覧ください。
オムニチュアコラム

ウェブ解析は導入すれば終わりではありません。解析で得た数値をどのようにしてビジネスに活かしていくか、組織としての運用ノウハウが試されます。KPIの設定といった重要課題から、ウェブ2.0、RIAへの対応など一歩進んだ可能性まで、オムニチュア株式会社のベストプラクティスコンサルタントである大山忍氏がウェブ解析の全貌を解き明かします。

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